1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

第2章 監督・指示の方法 その4 (part3)

2017-12-06 10:02:12 | 日記
職長の職務は、「人」や「物」および「作業」を適切に管理をすることで、作業者の安全衛生を確保をしながら、決められた期限内に、
決められた品質のものを、決められてたコスト(費用)で生産を行うことである。
そのためには、自分に与えられている権限と資源を最大限に有効活用することが必要となってくる。

そのためには、現場を監督する者としての能力を身につけなければいけないでしょう。
これが「監督力」と呼び、次のようなものがある。

それでは、日常の監督業務の中では、「監督力」をどのようにすれば発揮をするかを考えてみる。


5 相手がどのように支持を理解をしたかを確認をする。


指示を徹底しなかった理由の一つに理解の不十分がある。指示を与えながら相手の表情を見ながら理解の程度を読み取っていき、
不十分ではないかと感じたら質問をしたり復唱をさせることで確かめることが必要である。
このように原則を踏まえて指示を出すことで、徹底を期待することができる。


それでも問題が発生した場合には、次のような問題がなかったかを確認する。


1.相手の能力の問題
ア やり方を知らない。
イ 技能的にできない。
ウ 十分な時間がない。
エ 相手の力ではどうにもならない問題がある。


2.態度、価値観の問題
ア つまらない、おもしろくないのでヤル気がない。
イ 自分の方が正しいと思っている。
ウ それがそんなに悪いこととは思っていない。
エ 自分では指示どおりにやっている、と思っている。


3.管理のまずさ
ア 自分だけが無理な仕事をやらされていると思っている。
イ 人間関係がうまくいっていない。(一緒にやりたくないや組織に反発しているなど)。


4.個人的な問題
ア 心配事がある。
イ 非常に疲れている、健康上の問題がある。


これらの問題は日頃から良く観察し、なぜそうなっているかの原因をよく確かめてから対応を考えることが大切なことである。
良い人間関係を作り上げることは、職長の責任でもあり、能力が発揮をされる場でもある。
部下が「この職長のために」と進んで困難な仕事を引き受けてくれるようになっていくと、
その職長は高く評価をされていき、職場の雰囲気は明るくなっていく。
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