1963年、西河克己監督作品。
前から見たいと思っていた映画なのですが、如何せん古い映画なのでDVDもなかなか手に入らずという状況でした。しかし、日活100周年邦画クラシックスというシリーズでHDリマスター版が登場。ようやく見るに至りました。
そもそもなんでこんな古い映画を知っているかというと、話は大学生の時までさかのぼるのです。
青い山脈とはそもそも昭和24年に発表された歌のタイトルです。ちなみにこんな曲です。
僕は教員免許を取るために、介護実習というやつをやりました。その実習で港南台にある老人ホームに行ったときにまず最初にこの曲の歌詞を覚えてくださいと言われたのです。
老人ホームには認知症のご老人もいらしゃって、認知症というのは自分の青年時代のことはよく覚えていて、その後がぽっかり抜けてしまうようです。つまり、老人ホームに通ってらっしゃるご老人みんなで歌えるのが、その方々の青春時代に流行したこの歌なのです。
終戦間もないころの希望の歌だったんでしょうね。
そして、この曲を主題歌として作られた映画がこれです。
実に良かったです。ストーリーも演技もしっかりしているし、この映画にかけた意気込みのようなものがひしひしと伝わってきます。(今の映画がそうではないとは言いませんが。)
まさに邦画の醍醐味がつまった一作です。
吉永小百合の若いころとかかわいすぎなんですけどっ、って思っちゃう自分はやはり古風な女性好きなのか……。笑
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