もうかれこれ一か月ほど前になるのですが、お盆休みに話は戻ります。お盆休み後半は観戦仲間と東京ドーム三連戦だったので、前半にふらっとゆっくりできるところに行こうと思い、あまり日にちもないので近場ということで、千葉を選択。以前行ってすっかり心を奪われた小湊鐡道飯給駅へと向かいました。
小湊鐡道の始発である五井駅へは、住んでいる鎌倉から乗り換えなしで行けるし、横浜駅からアクアラインバスに乗ってもすぐだしわりに便利です。
今回は目的の飯給駅の一つ先、月崎駅で下車。
山間にあるちっちゃな駅です。
つきざき駅、なかなかかわいい名前じゃないですか?
今回はこの月崎駅からお隣の飯給駅まで歩きます。3キロほどの道のりです。
なぜ歩くかというとですね、月崎駅と飯給駅の間には、集落と集落の相田を行き来するために掘られた素掘りトンネルが三つあるのです。それを実際に通ってみようと。
一つ目のトンネルです。五角形の断面です。
二つ目のトンネル、こちらは円形。このトンネルを出たところに野生の猿が群れでいました。ちょっとびっくり。
三つ目のトンネルも越え、さらに歩くと小湊鐵道の踏切を渡ります。警報機も遮断機もない踏切が小湊鐵道には多々あります。列車は警笛を響かせて通っていきます。
飯給駅のそばにある公民館。造り的に以前は小学校だったのでは?
そして飯給駅、到着です。
これで、いたぶ駅と読みます。難読ですね。
この駅に魅かれた点は、前にも書きましたが、線路、ディーゼルカー、水田、神社という原風景がひとところに集約されているところです。
駅舎(といってもプレハブみたいなもんですが)から田、神社を臨みます。奥に鳥居があるのが分かるでしょうか。
徒歩でこの駅舎に到着したら人がいましてね。僕は人がいなくて自然が多いところが好き(人によっては秘境マニアと言う)なのですが、その人は完全に鉄道マニアなようで(中でも撮り鉄という部類)三島から青春18きっぷを使ってきたのだと言っていました。菜の花の季節や銀杏の季節にも小湊鐵道沿線によく来るそうです。こういうところであった人は基本的にいろいろなことを話して仲良くなるんですけどね、読売の松本のタオルを首からかけていたので話はそこそこに神社の方へ。人間小っちゃくてすみませんね。笑
鳥居越しに駅を見た図。
鳥居を出て撮ると……
宮部みゆき『小暮写真館』の表紙のアングルです。
ちなみに神社は白山神社というのですが。鳥居をくぐると急な石段を上ります。
上から眺めた図です。
そんなこんなで2,3時間はぼんやり過ごしました。
菜の花の季節や桜の季節は撮り鉄さんたちがたくさん来るスポットなので、また何もないときに来たいと思います。
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