Ｐｈｏｅｎｉｘ（不死鳥）復活！！

８月６日は、６４回目の原爆投下の日になります。
特に２００９年は、私にとって特別な年となります。

「生」あるものは「滅し」、「無」の中から「生」が生まれてきます。
６４回目の原爆投下の日を迎えられなかった人々の魂を開間見る
思いが致します。

たった一発の原子爆弾により、数え切れない位の人々の尊い「生命」が
一瞬の内に問答無用！！とばかりに炸裂した瞬間を思い浮かべると、
人間の叡智は一体どこえ消えてしまったのか。

「戦争終結の為」とは言うものの、多くの罪無き人々の生命を奪って
良いものなのか？
人、一人一人の生活、営み、そして生きていることを考えて見れば、
その一人一人の運命を絶ってしまう権利が一体どにあると言うのだろうか？
人それぞれの「生命」は計り知れないものであり、他の力によって奪い去ることは
出来ない。
生きよう！！としている人々の「生命」を奪い取ることなど、出来ない。

しかしながら、現在の風潮は、「軍事力増強・軍備増強」への動きが見られ、
「力」による対抗の考え方が頭をもたげて来ている。
本当に、「軍事力・軍備力」増強を目指そうとするならば、まず際限が無い泥沼へ
続く道となって行くことであろう。
何故なら、「力」には際限が無い、からである。

人間の「叡智」とは、一体何であろうか？
「人間は人間である。」ことを、まず理解した上で、本来あるべき姿を
謙虚に見つめ直すことから初めなければならない。

「人」は「神」では無い。
「おごりたかぶる」のが人間である。
「おろかな過ち」を繰り返すのが「人間」である。
そこからは、「人間」としての「叡智」を傾けることこそ、「人類」として生き残る
「道」が開かれるものと確信している。

６４回目の原爆投下の日に当り、亡くなられた御魂に対し、
静かに手を合わせ、
二度とこのような惨事が起こら無いことを祈りながら・・・・・・・


多くの皆様方から、沢山の励ましの言葉や激励の文などを頂きました。
本当に感謝に耐えません。ありがとうございました。

頂いた、激励の数々の中には、涙を流しながら拝読した文などもあります。
私一人で抱え込でいた悩みなど、多くの皆様も同じ様な境遇を経られてきた
ことが窺えました。

しかしながら、中々立ち直れなかった一つに、
もっともっと楽をさせたかったことと、何故そんなに先を急いで旅立つのか、
そして、何故私の「妻」なのか？

何度も何度も考えを廻らせましたが、明確な回答にはたどり着いていません。
このことは、これから先、私に与えられた「課題」と考えるようになりました。
これから、多くの時間を掛けて、一つ一つその課題を解くように、
と理解するようになりました。

今「生きている」ことがどのような事なのか？
「何をすべき」なのか？
「亡くなった妻が喜ぶこと」は一体何か？
などなとを一つ一つ考えながら、これから先を目指して生きたい！！
と思っています。

このブログが休止中に沢山のコメントを頂きました。
その節には、返信をしませんでしたが、
本当にありがとうございました。

この記事で、まとめては申し訳ありませんが、
返信とさせていただきます。
重ねてありがとうございました。御礼申し上げます。
これからも、引き続き皆様方へお礼を兼ねながら私なりの所信を
微力ながら綴って行きたい、と思っています。

この記事にて、
一発の原子爆弾により、廃墟となった、市街地から立ち上がった広島市民
の姿と重ねて、流水の「復活」とさせて頂きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２１＜２００９＞年８月６日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６４回目の原爆投下の日に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　芦田　流水　拝