流水の窓

芦田流水が歴史を通して見た、景色の紹介です。
(訪問をいただきありがとうございます。)

「尾道文化圏の中世寺社建築」

2006年03月31日 | 講演会情報
    [講演] 三浦正幸 広島大学大学院文学研究科教授                   <於> 尾道しまなみ交流館(テアトロシェルネ)大会議室                   <日時> 平成18年3月24日(土)PM6:30~8:05  [講演内容]   この度、尾道市が因島市・瀬戸田町と合併を行い、広域な範囲となり尾道市に含まれる   中世の寺社についての寺社建築の特徴を捉えて、特に . . . 本文を読む

備後光照寺(建造物)-沼隈町の文化財(3)-

2006年03月30日 | 文化財と歴史
  浄土真宗が中国地方に展開していく拠点となった備後光照寺について、  建築物と絵画に目を向け、二回に分けて紹介する。  光照寺は、健保四年(1216)明光上人が開いたと伝え、  浄土真宗寺院としては西国において最初に開基され、  以来西国における総本山格として位置付けられ勢力を誇った。  その境内には、本堂を始め庫裏、山門、鐘撞堂、裏門が残る。     光照寺山門(こうしょうじさんもん) . . . 本文を読む

近森(ちかもり)遺跡

2006年03月29日 | 発掘調査情報
  近森(ちかもり)遺跡(住居跡)  近森遺跡は、広島県世羅郡世羅町伊尾に存在する。 丁度、三川(みかわ)ダム堰堤(えんてい)の北西方向にあたり、北側に芦田川の両岸に広がる水田や、集落地が見渡せる、丘陵上にあります。  このあたりは、中世の荘園である「備後大田荘」の桑原郷にあたる地域として、知られています。この付近からは、縄文時代中期・後期から古墳時代前期にかけての遺跡・遺物の出土が . . . 本文を読む

とうとう届きました

2006年03月29日 | 学生
 大学から次年度の「履修科目」の提出と「成績票」が・・・・・・ 覚悟はしていましたが、成績結果は無様な敗北感に包まれつつ 次年度の履修科目の選定にとぼとぼと取り組んでいまーーす。 一年目はどの様に取り組んでいいのやら皆目見当もつかず適当な選定が 大幅な誤算でした。  次年度は、フンドシ(今は無いか)を絞めて、取り掛からねば・・・・ . . . 本文を読む

磐台寺観音堂-沼隈町の文化財(2)-

2006年03月28日 | 文化財と歴史
          磐台寺観音堂(国宝)  「磐台寺観音堂(ばんだいじかんのんどう)」は昭和31年に国の重要文化財に指定され、「客殿(本堂)」は、昭和37年に広島県の重要文化財に指定されている。  磐台寺観音堂は、沼隈半島の岬、約30mの岩の上に建っている。  本尊は石造十一面観世音で航海安全の祈願所として、子授け観音・安産の守護として近隣村の人々から信仰を集めている。  由来によれば、元亀天 . . . 本文を読む

「草深の唐樋門」-沼隈町の文化財(1)-

2006年03月28日 | 文化財と歴史
 「草深の唐樋門」は、昭和55年に広島県史跡(産業遺跡)として、指定されている。この唐樋門は、江戸時代の寛文年間(1661~1672)に磯新涯(干拓地)約50haが現在で言う所の土地造成により、構築された。  このような、土地造成は、江戸時代、特に水野福山藩時代には数多く造成されていった。  この「唐樋門」は、海水の浸入を防ぐために、満潮時には、樋門を閉めて、干潮時には、樋門を開けて海水の侵入の調 . . . 本文を読む

東大寺二月堂のお水取り

2006年03月27日 | 文化財と歴史
      二月堂へ上った「松明」  「お水取り」を生まれて初めて、二月堂の近くで見ることが出来き、しかも二週間もお水取りが続けられていることも知りました。また沢山の人出にも驚き、二千数十年も絶え間なく「不退の行法」として、続けられている事にも驚きと同時に胸に感動を覚えました。  「伝統の法灯」とはこの様に絶え間なく続けることと実感。          東大寺二月堂   東 . . . 本文を読む