流水の窓

芦田流水が歴史を通して見た、景色の紹介です。
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「巡回展 ふくやまを掘って城(しろ)う!」

2021年02月05日 | 文化財と歴史
「巡回展 ふくやまを掘って城(しろ)う!」
ー福山城築城400年記念事業ー
福山城築城400年を記念に関連して、近年の埋蔵文化財発掘調査で
出土した福山城関連遺物を中心に紹介致します。
 展示場所、期間については、下記の通りです。
 多数の見学参加をお待ちしています。
         ―記―
 1.日時:令和3年(2021)2月4日(木)~2月10日(水)
        9:00~16:30
  場所:うつみ市民交流センター展示室(福山市内海町88番)
(但し、土日は、除きます)
2.日時:令和3年(2021)2月16日(火)~2月24日(水)
9:00~16:30
場所:福山市沼隈図書館 常設展示室(福山市沼隈町1810)
(但し、土日は、除きます)
対象:どなたでも、参加できます。
 見学料:無料
主催 福山市経済環境局文化観光振興部 文化振興課(文化財担当)
 〒729-8501 福山市東桜町3番5号 
tel:(084)928-1278
  • 多くの皆様の参加をお待ちしています。
 
[今回の展示資料と展示資料について]
400年前、水野勝成によって築かれた福山城は、現在伏見櫓や筋金御門などの建物や、本丸・二之丸を取り囲む石垣が公園として整備されています。
 城を構成する重要な要素である堀は、市街地化により全て埋め立てられてしまいました。
 今回の展示は、福山城周辺で行われた調査の中から、近年の成果を
紹介致します。
 [東外堀調査(第30次)]
 東外堀の石垣、屋敷の東端に所在した石組みや暗渠等が確認されました。
 外堀の石垣は現在、福山城北東に位置する實相寺に移築されています。
[西外堀調査(第47次)]
 西外堀の石垣が確認されましたが、東外堀の調査で確認された根石を支える胴木等は検出されませんでした。石垣は場所によって異なる方法で築かれていました。
[東内堀調査(第57次)]
 内堀の石垣ラインが確認されました。石材は大きさや標高から考えると最下段か2段目と思われます。
 [御用屋敷調査(第60次)]
 屋敷内の池と思われる大型土坑や、瓦列や瓦で護岸された溝や石組みの桝等が確認されました。
[出土遺物]
 福山城に使われたと思われる家紋入りの瓦や陶磁器、堀が埋め立てられた時代の汽車の土瓶等が検出されました。
  また、1945年(昭和20年)の福山空襲により焼けて変色したガラス製品も出土しています。


案内パネル


福山城絵図と調査区域


空襲で焼かれた状態


第60次調査


第47次調査


第57次調査


御館館跡調査


福山城調査周辺図


消失前の福山城

[出土品]












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