生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

企業みどり 豊島区役所 豊島の森

2016-09-01 06:00:38 | 街ナカみどり 東京
【企業のみどり387】

いつもありがとうございます。

企業などが提供している心地よい緑地を
日本で一番気にしている街ナカみどりのryu-gardeです。


今日から9月。
梅雨が8月上旬まであり、
ギラギラの夏が無い寂しい一か月でしたね…

スカッと爽やかな秋を期待します。


◾️街ナカには心地良いみどりがありますよ!

街ナカには企業、商業施設などが自費で整備し、
管理、運営する公園のような「心地よいみどり」が
実はたくさんあります。


企業や団体が行っている「社会的価値の創造」ですね。


この価値には喜・笑・楽・嬉・穏・癒・寛・幸・涼・温・動
などの物語、魅力がたくさん、たくさん隠されています。


また何度も訪れたくなる3つの条件も各緑地は備えています。

快感・・・気持ちいい、楽しいなど
近さ、アクセンシビリティ・・・買い物、散歩途中の気軽さ
自己効用・・・自分にとって良いもの、リフレッシュなど

こうした要素を一つでもブログから見つけていただき、

魅力ある緑地創設、運営のヒントの一つとして
役立てていただけたら幸いです。



今回は東池袋駅直結している、
豊島区役所10階「豊島の森」のみどりを紹介します。




◾️場所、ロケーション

・小学校跡地にできた高層マンションと同居する区役所

・周りには低層の建物、一軒家などがある

・マンション販売の売り上げで新しい区役所をつくった











◾️ここのみどり、場所に集まる、行き交う人たち
お客様の「行動」からみどりの売り方を考える。

・区役所の利用者、オフィスワーカー

・社会科見学の子どもたち

・近所、マンションの住民







◾️みどりの特徴

・明治時代の初期にあっただろう雑木林の森

池袋は早々に宅地化されたので畑が多くあったので雑木林は
残されていない(学習院大に一部面影があるそうです)

・子どもたちが自然、森を学べるサインや仕掛けがたくさんある

・10階から6階まで階段で降りながら、景色を楽しみ、学びがある
コースとなっている











◾️この空間の「ココいいね」「ここどうよ……」


・劇場型のベンチ、芝生がありゆっくりと過ごせる

・流れ、せせらぎが6階まで続き、連続性、ストーリーある

・大都会の景色が楽しめる















◾️お客様に届けている価値は

・区役所が楽しめる、コミュニケーションが生まれる場所となった

・高層ビルでありながら、圧迫感、威圧感が無い。地域と調和している。

・学びの場。環境学習、情操教育を高層の都会環境でできる。











◾️オススメ

前回は冬に訪れています。
雑木の落葉樹が多いので「寂しさ」があり、
あまり良い印象ではなかったのですが、

葉が元気に茂る、この時期のみどりは立派でしたね。

みどりは春夏秋冬の姿を見ないとダメだなぁ…と反省してます。

台風が過ぎ去った後の様子なので人影がありませんが、
200〜300人/日の見学者がいるガーデンです。

10階から6階までみどりと水辺の景色、都会のビル郡の眺望が
いろいろと変化するので、面白いですよ。

石組みの荒さが少し気になりますが、
施工が狭く、難しかったのかなぁ…と思っています。

区役所が公開するみどりとしては、
レベルが高く、様々な楽しめる仕掛けが満載です。

是非、池袋の楽しみ方の一つとして
ご体験ください。