生活をたのしむ 街みどり・庭みどり

緑の暮らしの専門家がお届けする、一人ひとりの毎日の暮らしをもっと嬉しく、幸せにする、カフェのような心地よいみどりをご紹介

心地よいみどりとは 五感で自然とつながること

2016-06-30 05:40:36 | 心地よいみどりとは
【心地よいみどり324】

いつもありがとうございます。

好きな言葉、共感した言葉に
街ナカのみどりを載せて心地よい時間をご紹介します




今回のベースの本も引き続き
森下典子著の「日日是好日」です。

ココロに伝わる言葉が満載の本です。
みどりの中で感じることが「こうだったのか……」と
一つ一つの文章がつながります。


ココロの奥が震える本です。



◾️それまでは、「花」は花屋で売られているものと思っていたけれども、
花屋の店先で売られている花は、花の世界のごく一部でしかなかった。

稽古に通う道沿いにも、いつでも、ふんだんに花があった。

私は「花」を、なんて小さな枠で見ていたのだろう。
茶花のない季節などなかった。

退屈な季節など、一つもなかった……。







3月から4月に出逢えた「花」たちを紹介します。

花を目で追っていると「毎日の一年ぶりの再会」と遭遇し
ワクワクして写真を撮りまくってしまいます。

街ナカのみどりには退屈な日はないですね。

ハクモクレン




ハナモモ





菜の花





ハナニラ




スミレ





ハナミズキ






◾️「あっ、つくばいの水の音が丸くなっている!…春になったんですね」
「水の匂いがする。一雨くるわ」

「私、ウイークデーは毎日、コンクリートの建物の中でしょ。
お茶は一週間に一度、季節をとり戻す貴重な時間なの」








毎日、通勤電車に乗り、地下街を通り抜け、
高層ビルのオフィスで仕事をしていると「みどり」とは
出会う時間がありません…


でも、意識すれば街ナカにも心地よいみどりが
隠れていますよ。

大阪駅前



椿山荘



旧古河庭園





◾️「日々是好日」

毎日が良い日。

ずっと目の前にあったのに、今の今まで見えていなかった。

「目を覚ましなさい。人間はどんな日だって楽しむことができる。
そして、人間は、そのことに気づく絶好のチャンスの連続の中で生きている。」














少しのゆとりと意識を準備して、街ナカのみどりを眺めると
いろいろなご褒美の心地よい景色と出逢えますね。



【心地よいみどりの方程式】

◾️今の時間、毎日を楽しむココロの気づきが幸福に近づける









心地よいみどりとは 今を楽しむ

2016-06-29 06:00:24 | 心地よいみどりとは
【心地よいみどり323】

いつもありがとうございます。

好きな言葉、共感した言葉に
街ナカのみどりを載せて心地よい時間をご紹介します




今回のベースの本も引き続き
森下典子著の「日日是好日」です。

ココロに伝わる言葉が満載の本です。
みどりの中で感じることが「こうだったのか……」と
一つ一つの文章がつながります。


ココロの奥が震える本です。





◾️お湯は「とろとろ」とまろやかな音だった。
水は「キラキラ」と硬く澄んだ音がした。

今までは、いつも同じように聴こえていた。
同じだと思っていた。それがなぜか突然、ちがって聴こえた。
その日から、お湯と水は、いつもとちがう音になった。









街ナカのみどりでは、水音の音色の違いはわかりませんが、
光が季節感を生み出していることは強く感じます。


初夏から夏の光は金属バットが呻るような
「カキーン」とした強さを感じますね。






秋からの光は、全てを包み込むような
柔らかさを感じます。






同じ光でも創り出す空間、時間が変わるのですね。








◾️雨音がやけにはっきり聴こえた。
パラパラパラパラ……豆が当たるような音。

紫陽花の葉や、丸く大きくなった山茱萸の葉っぱが
元気に雨をはね返している。

秋雨の音はちがう……
しおしおと淋しげに土にしみ込んでいく。
同じ雨なのに、何故だろう。

葉っぱが枯れてしまったからなんだ……
6月の雨音は若い葉が雨をはね返す音なんだ!

雨の音は、葉っぱの若さの音なんだ!









雨に打たれるみどりに乗る雨粒は宝石のようです。
はね返す雨はキラキラと光輝きますね。








◾️今日は暑いから、つくばいの水を、いつもより少し多めにしているの。
と聞いて、それが自然のBGMなのだとわかった。

つくばいの水面で、水が波紋を刻みつづける。
背後には、いつもせせらぎの水音が流れている。

知らず知らずに、その水音は私の心と体にしみ込んでいた。




心地よい言葉に添えるみどりある時間はいいものですね。




【心地よいみどりの方程式】

◾️美しい言葉、伝わる言葉、聞きたくなる言葉がある
みどりある暮らしは生活が豊かになります。









心地よいみどり 気づきとみどり

2016-06-28 06:00:38 | 心地よいみどりとは
【心地よいみどり 321】

いつもありがとうございます。

好きな言葉、共感した言葉に
街ナカのみどりを載せて心地よい時間をご紹介します。

今回のベースの本は
森下典子著の「日日是好日」です。

副題に「お茶」が教えてくれた15の幸せとあります。

何気なく、なんでもない毎日にある幸福の見つけ方が
森下さんの経験を通して紹介されています。

ココロの奥が震える本です。






◾️世の中には「すぐにわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の
二種類がある。すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。けれど、
すぐにわからないものは、何度か行ったり来たりするうちに、
後になって少しづつわかりだし「別もの」に変わっていく。

そしてわかるたびに、自分が見ていたには全体の中のほんの断片に
すぎなかったことに気づく。







ガーデンはその日の天気、光、季節、自分の心の有り様で
見え方が大きく変わります。

たまたま出逢えたこうした光景もここのガーデンの
魅力のほんの一部なのでしょうね。







◾️きんとんは三月の菜の花を、四月はサクラ、五月はツツジと目先を変える。
夏は葛や寒天で涼しげに水を表現する。和菓子には素材そのものの味に季節感が
加味されている。一年中、同じ姿のシュークリームやケーキがつまらなく思えた。





四月のサクラ






五月のツツジ






夏の涼しげな水辺







秋の柿






冬のシラカバ





季節を感じる光景として、みどりは私たちの一番、身近にあります。
いつも同じコンクリートの中、内側に閉じこもっていては味わえない
生きた豊かさですね。








◾️今という季節を、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感全部で味わい
そして想像力で体験した。ただ毎週、ひたすら。

やがて、何かが、変わり始めた。





視覚

季節を感じる景色を意識して見ると
生活にリズムが生まれます。

春先の淡い色の世界や




水田の瑞々しい景色がありました。




聴覚

せせらぎの奏でる音は高ぶる気持ちを元の
状態に戻してくれます。




静寂さの中に響く、つくばいの水音もいいですね。






臭覚

バイカウツギの香りはなんとも、素晴らしい香りです。



ニオイバンマツリの香りも初夏の記憶を呼び覚ます香りですね。






触覚

公園のベンチの床面が本物の木材でした。
柔らかな、温かさ、心地よさ、優しさを感じます。

銀座の公園であるところがいいですね。
本物思考です。







味覚


庭先で頬張るベリーの美味しさは格別です。



ガーデンを見ながら軽食をいただくにもいいですね。



素晴らしい言葉の連続に嬉しくなります。

また、街ナカのみどりを意識して見るとたくさんの
季節感がある、五感を震わせてくれるみどりがあることに
感謝ですね。




【心地よいみどりの方程式】

◾️今を大切にすると、生きた時間が生まれ、豊かな毎日となる









心地よいみどり 共創とみどり

2016-06-27 06:00:59 | 心地よいみどりとは
【心地よいみどり321】

いつもありがとうございます。

青い空が見えると気持ちが軽くなりますね。
見上げる空とエキナセアの花が心をワクワクとさせてくれます。





今回も「いいなぁ」と共感した本の言葉を
「みどりゴト」に置き換えて、皆さんにお届けいたします。




今回のベースの本は「ロケット・ササキ」です。
シャープの発展、興隆に大変貢献された伝説のエンジニアであり、


ソフトバンクの孫さん、アップルのジョブズ、インテル、サムスンなどに
個人的な付き合い、多大なる影響を与えた、日本人として
憧れる、未来を切り開いた素晴らしい人生を突き抜けた人物の本です。







◾️みどりと緑をつなげることが新しい価値を生む



西武池袋・食とみどりの空中庭園


椿山荘


新宿御苑



3箇所はそれぞれ楽しみ方が異なるので、
1日かけてゆっくりと巡るとみどりの中で過ごせますよ。






◾️3社で新宿の居心地良い場所の産業を引張って行けばいい。
競争もいいが、反目し合うのは感心しない。
共創すればもっと魅力ある街にできるはずだ。





伊勢丹新宿・アイガーデン




マルイ新宿 Q,s-coute garden





タカシマヤ新宿






この3社がみどりを活用して、同じテーマで植栽したり、
日頃の管理の仕方、コツをお客様に伝えるようなイベント、
写真コンテストなどができたらいいですね。

新宿が買い物でけでなく、みどりを楽しめる場所になります。





◾️みどりはもっと人間の感性に近くならねばならない。
人間の創造的な活動を助けるパートナーになる必要がある。








見上げると五感を刺激し、新たな発想が生まれる
光景がある街は魅力があるます。




◾️イノベーションとは、他のみどり、庭と手を携えて新しい価値を生み出す
ことをいう。日本の庭園文化はそうやって大きくなってきた。






オープンガーデンをしているエリアは
どこも活気があります。

それが街ナカの魅力を高める原動力になります。





最後は気になる文章でしたから、
掲載しました。今のイギリスのようですね。

◾️技術を抱え込んで、自分たちだけがいい思いができる期間は
高が知れている。門戸を閉ざした国や企業は競争のダイナミズムを失い
やがて失速していく。


出光興産の出光佐三さんを紹介した「海賊と呼ばれた男」もそうですが、
この時代の男は自分たちで新たな道を造り、突き抜ける絶大な力がありますね。
憧れる人生です、是非、読んでくださいね。





【心地よいみどりの方程式】

◾️一か所のみどりでは動かないが、複数のみどりをつなげると、
人の心に「行ってみようかなぁ」と新たな期待が生まれる。











心地よいみどり 幸せな言葉

2016-06-26 06:20:06 | 心地よいみどりとは
【心地よいみどり392】

いつもありがとうございます。

梅雨空が続き、重たい雲が立ち込める毎日ですね。

でも、その反動として青い空に出逢える喜びがある…と


そう、思うと今の状況もこれからの幸せにプラスになりますね。

今朝は久しぶりの晴れ、1日を大切にしたいです。






今回は心地よい みどりのある時間の言葉を探ります。




最近、いいなぁ…と思う会社に
バルニバービという飲食店を切り盛りする会社があります。




スタッフ自身が楽しく働けるお店、
その幸せなスタッフの温かい心遣いが味わえるお店、
そこから生まれる居心地の良さが強みとなっているお店があります。




その会社社長が書き下ろした
「一杯のカフェの力を信じますか?」という本を
今、読み終えました。




いろいろと刺激、共感をいただける内容ですね。





この本の中にあった共感できる言葉をみどりの心地よさに当てはめたら
どうなるのだろう…と思い、皆さんにご紹介します。






◾️見上げた夜空に映り込むサクラの花が乾き切った心を癒してくれた。
どこか懐かしい、柔らかい香り漂うサクラの下で。






◾️うわべの体裁を求めるだけの街やみどりにはまったく興味は無い。

創造的なエネルギーを発散させている街やみどりこそが、
五感を刺激し、高揚させてくれる。







◾️温かい心のこもったガーデン、幸せな気持ちになれるみどり、
ガーデンスタッフが喜んで働けるガーデン……それを目指して頑張っている





◾️確実にわかっていることがある。それは僕らがみどりを造るのは、
「みどりを造ること」自体が目的ではなく、あくまでも
自分たちがワクワクし、感動できるみどりを造ることだという事。

自分たちが心から楽しめるみどりになれば、
必ずお客様に楽しんでもらえると、信じてここまでやってきた。





◾️玉手箱を開けるときのような楽しさに溢れていた




自分たちも楽しめ、そのサービスが来園する
お客様の居心地の良さにつながるといいですね。

バルニバービのお店は関西、関東で多く展開していますので、
今度、その居心地の良さを体験してみたいですね。


この丸の内にもあるようです。
是非、お試しあれ……




【心地よいみどりの方程式】

◾️携わっている人の気持ちが伝わるみどりは心地よい