JR山陰線・嵯峨嵐山に9:20頃降りる。吐く息も白く、朝、雨が降ったのかところどころに水溜り。
庭の柿の木の実が一夜のうちに落ちつくした。それが落柿舎の名の由来とのこと。
朝の空気が凜とした、落柿舎の茅葺の佇まい。
小倉山二尊院。釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀ることから二尊院と呼ぶことを訪れてはじめて知る。千社札の名前が・・・
GARCONSのハリスツイード、ミクスチャーのグリーン、ラペル巾、デザインがお気に入りだ。
幸せの鐘を撞く。感謝、感謝。
小倉百人一首の舞台、小倉山、亀山、嵐山。
祇王寺の落葉。紅葉がいっぱいに積もった様子もまたよし。
鳥居本の平野屋にて水上勉の書に出会う。
米粉の手作りだんご(志んこ)に黄な粉、黒さとをまぶしたのがおいしかった。抹茶のグリーンと椀のブルーの配色のよさは口にするのが惜しい。
仁和寺、北庭、五重塔。壮観の文字、見事!
紙司・柿本さんの帰り道で見つけたTAILOR KAMO 1937年ころのイラストを見つける。
嬉しい報告をいただいた。Dr.Mからだ。
HISHIYA,Kent,British Piper KOBA'C 共に70年代の一品。我々にとっては宝物だ。みなこうして大事にしていつでも出番を待っているのだ。
そして、Dr.Mの宝物、モンブランが復活したという、嬉しい話だ。恋文の『かきたてられる創造力』に大きな共感をいただいたのだ。penという男の道具も使ってもらい初めて役目を果たすわけだから、毎日の仕事の中で活躍できればpenも幸せであると同時に使い手の喜びでもある。恋文がきっかけになり何ともありがたい。
私のHISHIYAはWHITE HOUSEのレジメンタル、夏のネイビーブレザーの相棒である。GEORGEKENTの蝶タイ25年ぐらいになるだろう。クレイジータータンはSHOPからのプレゼント、ちょうどクリスマスにぴったりかな。
British Piper KOBA'Cのオッドヴェストも現役だ。ダークグリーンはNORMAN TOKYO CROSSの製品。当時のMEN'S SHOPの店頭にはよく並んでいたし、MEN'S CLUBの常連だ。
私たちにとって『菱屋』は憧れであり、なくなった事が不思議だ。でもトラッドのみんなは大切に今も愛用している。
今もって私を楽しませてくれる彼らは、何にも変えがたくいつまでも私の傍らに。『楽装喜服』である。