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夢夢散歩♪

るみです。
自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

大阪城の桜

2024年04月05日 |     (近畿)
今日は大阪城の近くへ行く用事があったので、お堀沿いの桜を見てきました。
たくさんの人・人・人・・・
ほとんどが外国の方じゃないでしょうか。
日本語はあまり聞こえてきませんでした。



お堀沿いには桜がたくさん植えられています。


お堀沿いの通りは多くの人でにぎわい歩くのも大変だったので、一本横の通りを歩きました。
こちらは人が少なくて歩きやすかったです。




こんな八重咲の濃いピンクの花も咲いていました。
可愛いですね。




綺麗な桜を満喫しました。
でももう少し静かな場所でゆっくり見たいかな


静寂の奈良へ(法隆寺・中宮寺)

2024年01月20日 |     (近畿)
前回の続きです。
西院伽藍と大宝蔵院を見学し、東大門を出て東院伽藍に向かいます。

東大門を内側から見た写真です。
奈良時代を代表する三棟造りの門です。


東大門を外側から見た写真です。
両脇は空いていますが、何か像が立っていたりしたのでしょうか。


美しい築地塀を見ることができます。


向こうに見えるのが東院伽藍です。
西院伽藍と東院伽藍は少し離れています。


夢殿は東院の本堂で、聖徳太子を供養するための殿堂です。
八角形の形をしています。


頂には立派な宝珠。


鬼瓦も立派です。


法隆寺をゆっくり拝観していると、2時間以上たっていました。
とっても広く見どころの多いお寺でした。

さて、法隆寺のすぐお隣には中宮寺があります。
こじんまりとしたお寺ですが、こちらには有名な国宝 菩薩半跏像が安置されています。



中宮寺のホームページhttp://www.chuguji.jp/
とっても優しいお顔で、いつまでも見ていたいと思います。
お堂の中は畳敷きになっているので、座ってゆっくり仏像と向き合うことができます。
椅子も用意されていました。
エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザと並んで「世界の三つの微笑像」と呼ばれているそうです。
法隆寺に行った際は、ぜひ中宮寺も訪れてください。

法隆寺と中宮寺を訪れ、大満足の一日でした。
続いて、法隆寺境内を歩いていて、私が気になったものです。
それは瓦。
鬼瓦の隣にあるものです。







蓮?


獅子(見にくいですが)


これ、留蓋瓦と言うそうです。
雨水が入るのを防いだり、風で飛ばされないようにするためのものだそうです。
こんな彫刻を施すなんて、おしゃれですね。

波に乗ったウサギや、亀もいるそうですよ。
次回行ったときは探さねば。

もう一つ気になったのが、このすごい形のクスノキ。




中がえぐれていて、根元だけ見ると死んでそうですが生きています。
こんな形になってしまうなんて、いったい何があったんでしょうか。
気になります。

この日のランチは中宮寺近くの「和CAFE 布穀薗」でいただきました。


幕末・維新期の尊攘運動家、明治期の司法官である北畠治房が晩年隠棲していた屋敷だそうです。
屋敷の長屋門がカフェになっています。
こちらで斑鳩名物 竜田揚げランチをいただきました。


竜田揚げの竜田は、斑鳩町を流れる竜田川に由来するとのこと。
百人一首にも竜田川が出てきますが、昔から紅葉が有名な場所だそうです。
揚げたときの赤くなる醤油の色や、片栗粉がところどころ白く浮かぶさまを、紅葉が流れる竜田川に見立てて、その名がついたそうです。

店内からは母屋が見えます。


のんびり一人ランチ。
たまにはこういう時間もいいものですね。



久しぶりに法隆寺と中宮寺を訪れましたが、新しい発見がいろいろあり楽しかったです。
ぜひまた訪れたいと思います。



…おまけ…
法隆寺駅前でポケモンマンホール見つけました



静寂の奈良へ(法隆寺)

2024年01月13日 |     (近畿)
9日に奈良の法隆寺へ行ってきました。
天王寺から法隆寺駅までJR快速で20分ほどで着きました。



思ったより近いと思いましたが、駅から法隆寺までが歩いて25分ほどかかります。
駅からバスは出ていますが9時台からです。
法隆寺には8時半に着きました。
松並木の参道は500mほどあります。
辺りはとても静かで、小石の参道をザクザク踏みしめて歩く私の足音しか聞こえません。


松並木を抜けると、法隆寺の玄関にあたる南大門が迎えてくれます。


南大門をくぐると素晴らしい景色が広がります。
真っ青な空、冷たい空気、静けさ、シャキッと背筋が伸びます。
向こうに見えるのが中門です。


法隆寺の創建は、用明天皇が自らの病気平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願しましたが、実現しないまま崩御されました。
そのため、推古天皇と聖徳太子がその遺志を継いで607年に完成させたのが法隆寺と言われています。

境内は、五重塔や金堂を中心とした西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍があります。
中門の両脇には立派な金剛力士像が立っています。


奈良時代のものです。
阿形像は朱色です。


こちらの吽形像は黒色です。
すごい睨まれて、怖気づいちゃいます
全身に力がこもっている見事な表現です。


西院伽藍に入ると五重塔がまず目に入ってきます。
五重塔は本当に美しいなといつも思います。
飛鳥時代のもので、日本最古の五重塔です。


五重塔の頂にある相輪。
ここに4本の鎌がかかっているのを知ってる方も多いと思います。
見にくい写真ですが、下のほうに鎌があるのが分かるでしょうか?


この鎌は雷除けのまじないなんだそうです。
かなり大きな鎌ですよね。落ちてきたら怖いです

鬼さん、頑張って頭で支えてます。


朝日を浴びる金堂と五重塔。
美しい景色です。


金堂には有名な釈迦三尊像が安置されています。
飛鳥時代に特徴的な面長で左右対称のお顔、目の形が杏仁形、表情がやや固い印象です。
杏仁形(きょうにんぎょう)とは仏像の眼の形式です。
杏仁はアンズの種のことで、上下の瞼が同じ弧を描いているものを言います。



他にもたくさんの像が安置されています。
誰もいない中、ゆっくり長い時間鑑賞することができました。

金堂の柱には龍が巻き付いていました。


回廊には朝日が差し込み、格子の影が美しかったです。


ここでいったん西院伽藍から出ます。
出口を出たら見えるのが鏡池です。


風もなく、本当に鏡のように周りの木々が映っていました。
鏡池を通って、大宝蔵院に向かいました。

ここには玉虫厨子や夢違観音像、百済観音像など、多数の宝物を見ることができます。
もう本当に本当に素晴らしい宝物の数々に圧倒されます。
時間が過ぎるのも忘れ、じっくり見させていただきました。

法隆寺の拝観料は1500円とちょっとお高いですが、これだけの立派な建物や宝物を見せていただけるのなら納得です。

次回は東院伽藍です。
見どころが多すぎて、一回では書ききれません。

お正月は近くでゆっくり

2024年01月07日 |     (近畿)
お正月は実家へ帰り、1日は近くのお寺に行ってきました。
堺市南区富蔵にある感應寺(かんのうじ)です。



〇十年前の中学1年生の時に友達と行きました。
鬱蒼とした森の様な記憶がありましたが、こぢんまりした静かなお寺でした。
お寺の前には鳥居があり、これは神仏習合の名残でしょうか。



日蓮宗のお寺で、「上神谷(にわだに)の妙見さん」として親しまれています。
北極星を神格化した妙見大菩薩が祀られています。
北極星や北斗七星を神格化して「妙見菩薩」としてお祀りすることを、妙見信仰といいます。



感應寺の起源は次のように書かれています。
「大化元年(645年)、法道仙人が当地にて法華経を読んだときに、北極星が童子に化して姿を現し、この姿を一刀三礼の儀をもって刻んで祀ったのが起源」

645年って大化の改新の年ですよね。
そんな昔からだなんて、想像もできません。

お堂にはたくさんの彫り物がありました。
妙見堂は江戸時代初期に建立されたそうです。



屋根には立派な竜がのっていました。


後ろにも何か分かりませんがのっています。


能勢の妙見山、交野の星田妙見山とともに、大阪の三大妙見山と言われているそうです。

富蔵から隣の鉢ケ峯に向かいました。
向かう途中の田園風景です。
とても見晴らしのいい場所です。

向こうに見えるのは金剛山。


こちらは和泉葛城山。


ここから坂を下っていくと、堺市南区鉢ケ峯寺にある法道寺に着きます。
立派な仁王門が迎えてくれます。



法道寺の起源は次のように書かれています。
「白鳳10年(670年)、法道仙人が当山で飛鉢の法を行じ、その霊験を聞き及んだ天智天皇の勅願によって 閑谷院長福寺として開創」

最初は長福寺という名前だったようですが、8代将軍徳川吉宗の嫡子が長福丸と名付けられたことから、同名であることをはばかり、法道寺と改名したそうです。
法道寺は高野山真言宗の寺院です。

金堂


この多宝塔は南北朝時代中期に建てられたものだそうです。


その頃からこの邪鬼さんは支え続けてるのですね。
本当にご苦労様です。


このイヌマキは堺市の保存樹木に指定されています。


冬なのでさみしい感じでしたが、桜の季節も綺麗でしょうし、立派な百日紅の木もあったので花が咲けばとてもきれいだと思います。
新緑や紅葉の季節も美しいと思います。

遠くに行かなくても、近くにも素晴らしい場所はたくさんありますね。

仁徳天皇陵古墳と大仙公園

2023年11月22日 |     (近畿)
日曜日に堺市にある仁徳天皇陵古墳と大仙公園に行ってきました。


仁徳天皇陵をはじめとする堺市内に広がる百舌鳥古墳群と、藤井寺から羽曳野市にかけて広がる古市古墳群は、令和元年に世界遺産に登録されました。

仁徳天皇陵は日本最大の古墳です。
一番内側の墳丘の長さは486メートル、周囲の三重の濠を含む全長は840メートルもあります。
世界には三大墳墓と呼ばれるものがあり、クフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵、そしてこの仁徳天皇陵です。
この3つのなかでも、大きさでは仁徳天皇陵が世界一の墳墓です。

墳丘に最も近づけるのは、この正面の拝所です。
墳丘は三重の濠で囲まれていますが、二重濠の外側まで立ち入ることができます。

ボランティアの方が説明してくれた話では、古墳を造るのに1日に2,000人が働き、15年以上かかっただろうと言われているそうです。
また、昔は仁徳天皇陵古墳となっていたが、疑わしい部分もあり、今は学校の教科書では「大仙陵古墳」となっているそうです。



近くには大仙公園と言う大きい公園があり、そこに百舌鳥古墳群ビジターセンターがあります。
ここでは古墳に関する展示やシアターが見られたり、お土産を購入できたりします。

シアターでは美しい映像を見ることが出来ます。







大仙公園には日本庭園があります。



木々が色づいて綺麗でした。
お天気が良かったので、和装でのウエディングフォトを撮られている方々がたくさんいました。







庭園では堺市菊花大会が開催されており、綺麗な菊が展示されていました。





大仙公園には堺市博物館があるのですが、その前にこの子が!
奈良のせんとくんに似てるなぁと思ったら、この子も籔内 佐斗司さんの作品でした。
名前はサカイタケルくん。博物館の公式キャラクターだそうです。



イチョウが輝いていてとってもきれいでした。



大きな仁徳天皇陵古墳。
ぐるっと一周するとだいたい40分だそうです。
周りにも小さな古墳がたくさんあり、古墳巡りをしながら歩くのも楽しそうです。

次に行くときは、まずパンを買います。
百舌鳥の駅前のパン屋さん、美味しそうだったから帰りに買おうと思って寄ったら、もうありませんでした。
欲しいものは先に買っておくべきですね

南海電鉄の社員食堂

2023年10月21日 |     (近畿)
昨日、南海電車の難波駅にある社員食堂へ行ってきました。
一般の人も利用できるということで前から気になっていたのですが、難波へ行く機会があったので行ってみました。

南海2階の中央改札口で「食堂を利用します」と言えば構内入場証が渡されます。
これは帰りに改札を出るときに必要になるので大事に持っておきましょう。



構内には南海そばのお店があるのですが、そこの奥の通路を進んでいきます。
こんな所にあるの?って感じです。



奥に見える階段の手前左側が食堂の入り口です。
黒い頑丈なドアで、絶対ここが食堂とは思わないですよね。
でも食堂と書いてあるので、勇気を振り絞って入ってみます。



メニュー表がありました。(ぴんぼけですいません)


日替わり定食は2種類で600円です。ちなみに社員さんは450円です。
その他にもいろいろメニューがあります。

流れとしては、まずは食券を購入。
社員さん用と一般客用で券売機が違いますので間違えないように。

トレーを取りお茶を入れてカウンターで食券を渡します。
ご飯は大盛り、中盛り、小盛り、半わりから選べます。
私は小盛りにしましたが、十分な量でした。

社員食堂ですから、もちろん注文は社員さんが優先されます。
テーブルも社員さん専用のテーブルがあるので、そこには座らないようにしましょう。



さぁ食べようとすると、同じテーブルの男性が「小鉢もありますよ」と教えてくれました。
好きな小鉢を選べるようです。

今回は日替わり定食のチキンカツとじをいただきました。
難波で600円でこれを食べられるのはなかなかないですよね。



社員の方も一般の方も次から次へと来られます。
乗務員は時間に余裕がないので優先しますとの張り紙があったので、一般客は食べたらすぐに出ていくのがマナーですね。

しかし、難波駅は何回も使っていますが、こんな食堂があるのは全然知りませんでした。
また機会があれば行ってみたいと思います。

話は変わり、構内の自動販売機にこんなものを見つけました。



雑炊って…
美味しいのかなぁ。
買う勇気はありませんでした。

夏の終わりの山中渓駅

2023年09月15日 |     (近畿)
JR阪和線の山中渓(やまなかだに)駅に行ってきました。
大阪府阪南市にある山中渓駅は、阪和線の駅では大阪府最南端の駅です。
駅はとても綺麗で、昨年新しくなったようです。



ホーム間は跨線橋で結ばれているので、上から電車を見ることができます。



山中渓はまさに山に囲まれたところで、川沿いに咲く春の桜並木の美しさは有名です
線路沿いも一面桜の花になって、撮り鉄さんたちがたくさん来るそうです。

(写真素材集より拝借)


私もぜひ桜の季節に訪れて、綺麗な写真を撮りたいです。
周辺にはハイキングコースやわんぱく王国という無料の公園があるので、気候のいいときは楽しめそうです。

桜はすでに葉を落としていました。



駅から線路沿いに北へ歩いていくと、線路の向こう側へ行ける小さなトンネルがありました。
水路になっていて、人が一人通れる道がついています。
トンネルって違う世界に行きそうでドキドキします。



トンネルの手前には、鮮やかな黄色のカンナの花が咲いていました。



ここ山中渓は、大阪と和歌山を結ぶ紀州街道(熊野街道)が通っています。
平安時代には、紀州の霊場 熊野三山へ向かう熊野詣の道から「熊野街道」と呼ばれました。
それが、江戸時代には紀州藩の参勤交代にも使われるようになり、「紀州街道」と呼ばれるようになったそうです。





かつては山中宿と言う宿場があり、大変にぎわったそうです。
旧山中宿本陣や旧庄屋屋敷などがあり、その当時の面影が見受けられます。





街道を歩いていると、時々個性的なものに出会いました。
綺麗なステンドグラスと鬼瓦。



軒下にトーマス。



多分、手作りですよね。



山中渓には、子安地蔵が祀られた地福寺というお寺があります。
ここの枝垂れ桜を見てびっくり。
境内を完全に覆いつくすほどの大きさです。
花が咲いたら、それはそれは見事だと思います。





山中神社という神社もありました。
社務所もない素朴な神社です。
馬目王子社と八王子神の2つの社があります。
八王子神には十一面観音が祀られていて、1613年頃に盗難に遭ったそうですが、いつの間にか返されていそうです。
不思議ですね。



集落の南側に道祖神が祀られていました。
集落に邪神や疫病が入ってくるのを防ぐためと、街道を行き来する人々の安全を祈願して建てられたようです。





最後にわんぱく王国へ行ってみました。
自然あふれる公園と紹介されていましたが、まさに山。





まだまだ暑いので来ている人はまばらでしたが、季節がよくなれば多くの人でにぎわうと思います。
おそらくお目当ては、この恐竜のローラー滑り台ではないでしょうか。



子供には人気でしょうね。
全長200mもあり、最後は恐竜の口の中に滑り込むというもの。
口の中に入ると、「ガオー!!」と叫び声が出る仕組みになっています。
私も滑って見たかったのですが、段ボールなどを敷いてすべらないとお尻が熱くなるらしいので諦めました。
次回は敷くもの持参で行きたいと思います。

しかし、全長200m。
スタート地点まで行くのが、かなりの急勾配で登っていくのがしんどそうです。

初めて山中渓を訪れましたが、歴史を感じる町でした。
次回は桜の季節に来てみたいです。
ハイキングコースも行ってみたいし、恐竜の滑り台にも挑戦したいです。





さよなら~ 
また来ますね。

青春18きっぷ 湖北の旅3

2023年09月11日 |     (近畿)
お昼ご飯は北国街道沿いにある「すし慶」へ。
とても落ち着いたお店です。
こちらの蔵は開放されていて、歴史資料などが展示されています。



鯖すしをいただきました。
とても分厚い身で、食べ応え満点。美味しかったです。




おやつは「菓子の蔵 角屋」でふんわり蔵ロールとアイスティーをいただきました。



店内には和菓子から洋菓子まで美味しそうなお菓子が並んでいました。
2階はカフェになっていて、木之本地蔵院が望めます。





サラダパンで有名な「つるやパン 本店」にも行ってきました。
お客さんが次から次へとやってきます。



コッペパンにマヨネーズであえたたくあん漬けをサンドした湖北の名物パン。
ここへ来たらこれを食べなくっちゃ。




木ノ本駅への帰り道、「くつわの森」がありました。
森となっていますが、イヌザクラという木が一本あるだけです。
昔は鬱蒼とした森だったようです。





説明版には「平安年間に木之本町大音(おおと)で弘法大師が毒蛇を退治し堀切を開いたり、木之本町西山では大師が重病人を直したという伝説が残っている。こうしたことから、霊験に感謝するため木之本地蔵で大法要が営まれた。伊香具神社の神官が神馬に乗り参詣し、途中小川で馬の轡と足を洗うため神官は馬を降り、法要中ここに馬を休めた。以来ここを轡の森というようになった。以前は鬱蒼とした森であったが、いまは犬目桜という珍しい巨木がわずかにその面影を留めている。」とあります。

現地の説明はこうなっていましたが、ガイドブックなどでは別の説明がされています。
「くつわの森にあるイヌザクラの古木は、羽柴秀吉が木之本に駆けつけた時に、馬が疲れて死んだのを哀れみ、この地に埋葬し、愛用の鞭をさしておいたところ芽を出して今日の大木に成長したと言われている。」
秀吉が木之本に駆けつけたとは、賤ケ岳の合戦での美濃大返しのことでしょう。
秀吉は本陣を木之本地蔵院に敷いたそうです。

いろいろな説があるんですね。
ちなみにイヌザクラはこういう花が咲くようです。
よく知る桜とは全く違いますね。



最後は木ノ本駅から一駅の余呉駅に行きました。





一面田んぼが広がっていて奥に余呉湖が少し見えます。



少し歩くと余呉湖につきます。



1周約6.4㎞で自転車だと30~40分でぐるっと周れるそうです。
今回はあまりの暑さに周る元気はありませんでしたが、気候の良いときに周ると気持ちがいいと思います。



もうすぐ稲刈りですね。

今回の湖北の旅は暑さもあり、駅から徒歩10分以内のところばかりを訪れました。
でもとても楽しめました。
涼しい時期にまた訪れ、観音の里を楽しみたいと思います。

青春18きっぷ 湖北の旅2

2023年09月06日 |     (近畿)
前回の湖北の旅の続きです。
JR高月駅から一駅のJR木ノ本駅に移動しました。
駅名は木ノ本ですが、地名は木之本です。
こういう所、時々ありますよね。



木之本は、木之本地蔵院の門前町であり、北国街道と北国脇往還が交わる宿場町としてにぎわったそうです。
周辺には昔ながらの街並みが残されています。

本陣薬局

江戸時代は本陣(身分の高い人が泊まる宿)だった建物です。
その後、薬局となったようです。
古い薬の看板が残されています。





ダイコウ醤油店
嘉永5年(1852年)創業の醤油店。
立派な二階建ての建物です。


富田酒造
470有余年の酒蔵。こちらも立派な建物。
屋根が特徴的でした。


この辺りは良質な地下水で、お酒や醤油づくりが盛んになったとのことです。

続いては木之本地蔵院。
歴史は古く、空海、木曽義仲、足利尊氏、足利義昭も参拝したという記録が残っているそうです。



ご本尊は秘仏ですが、境内には本尊を大きくしたお地蔵さまが立っています。



高さは約6メートルと見上げるほど大きなお地蔵さまで、日本最大級です。
眼の仏様として信仰されていて、片目をつむった身代わり蛙がたくさん奉納されていました。
毎年8月22日から25日に大縁日が行われます。
コロナで中止や縮小開催が続いたそうですが、今年は久々にたくさんの露店が並び賑わったようです。
25日には「木之本大花火大会」も行われたそうです。

木之本は見どころがたくさん。
長くなりそうなので、今回はこの辺りで終わります。

青春18きっぷ 湖北の旅1

2023年09月01日 |     (近畿)
26日(土)に青春18きっぷで滋賀県湖北を旅してきました。
まず降り立ったのはJR高月駅。
とても立派な駅で、観光案内所と地元のお土産などを販売するお店が入っています。


駅からは静かな道を歩いていきます。


この日はカンカン照りで暑かったです。
でも大阪よりマシな気がしました。
10分ほど歩くと、見えてきたのが向源寺(渡岸寺観音堂)です。


こちらに安置されている十一面観音様は、日本に7体ある国宝の十一面観音様の中で最も美しいとされています。
17年前に初めて拝見しましたが、もう一度お会いしたく行ってきました。

お寺の手水舎で手を清めようと柄杓を持ち上げると、アマガエルが出てきました

隣の柄杓を持ち上げると、そこにもアマガエルが。
びっくりと同時に、あまりに可愛くて笑っちゃいました。
安全で心地いい場所なのかな?



こちらの十一面観音様は、天平8年(736年)疱瘡が大流行し、たくさんの死者が出たことから、聖武天皇の勅願により泰澄大師が彫刻したと伝わっています。
ふっくらした体つき、やさしいお顔、ちょっと腰をひねったポーズ、ずっと見ていたくなります。
十一面観音像は頭の上に小さい頭(小面)をいくつものせているのが特徴です。
こちらの観音様も小面をのせているのですがとても大きく、頭上だけでなく耳の後ろにまでついています。
前回訪れたときは正面からしか見られませんでしたが、今は360度見られるようになっているので、じっくりと見ることができます。
真後ろの怒りと笑いが混ざった暴悪大笑面も必見です。

向源寺の隣にある歴史民俗資料館では、観音の里と呼ばれる湖北地方の人々の観音信仰や、大切に守り継いできた歴史を知ることができます。

今回は向源寺の観音様だけにお会いしましたが、湖北にはたくさんの観音様がいらっしゃるので、また会いに行きたいです。
続く(次は高月駅から一駅の木ノ本駅を散歩します)




向源寺(渡岸寺観音堂)
ホームページで観音様を見ていただけます。
 観音の里・高月 渡岸寺観音堂(向源寺)/公式ホームページ


第39回観音の里 ふるさとまつり
10月15日に開催されます。
観音めぐりの巡回バスが運行されたり、普段見られない観音様がご開帳されたり、門前市が開催されたりするそうです。

第39回 観音の里ふるさとまつり

長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト

 


17年前に訪れた時の記事です
あれから17年もたつなんて…

滋賀一人旅…3 - 夢夢散歩♪

湖北観音様巡り湖北には、たくさんの観音様がいらっしゃると知り、2日目はその観音様に会いに出かけました。JR北陸線に乗り、高月駅で下車静かな道を10分ほど歩くと、...

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丹後鉄道 由良川橋梁

2023年08月08日 |     (近畿)
日曜日に、京都府宮津市にある由良川橋梁を走る丹後鉄道を撮ってきました。
由良川橋梁までは、大阪の家から電車で5時間半ほどかかりました。

JRで大阪駅から福知山駅へ。
福知山駅で丹後鉄道に乗り換え宮福線で宮津駅まで行きます。



路線図はこの通りです。



宮津駅で宮舞線に乗り換えます。



丹後由良駅と丹後神崎駅の間の由良川橋梁を渡ります。
線路が見えず水面の上を走っているようでドキドキしました。




渡った先の丹後神崎駅で下車しました。



列車が行ってしまうと、蝉の声しか聞こえません。
大阪でうるさいくらいに鳴いているクマゼミではなく、ミンミンゼミとヒグラシの声が聞こえていました。



駅は無人駅ですが、可愛い駅舎に待合室、綺麗なトイレがあります。
でも近くに自動販売機などはありませんので、暑い夏の撮影には飲み物を事前に準備してください。



駅では何本か可愛い列車を見ることができました。








由良川橋梁は駅から歩いて行けます。
テレビや雑誌で取り上げられる有名な橋梁は、長さ約550m、列車が走る高さは水面から6mほどです。
乗って見る風景とはまた違った美しさです。







由良川橋梁は塗り直しされたばかりのようです。





橋梁の下をくぐることができます。



乗って楽しい、撮って楽しい列車ですが、本数が少ないので時間の確認はしておきましょう。



帰りもまた由良川橋梁を渡ります。



丹後鉄道は車窓の風景がとても綺麗でした。





しかし、暑かったです。
この場所では誰も撮影してる人はいませんでした。
日帰り撮影旅行。本当に由良川橋梁の撮り鉄をしただけです。
夏は過酷なので、もう少し涼しくなったら泊りがけで近くの天橋立にも行きたいです。


豪華絢爛 バラの世界

2023年05月25日 |     (近畿)
5月6日から20日まで大阪市立長居植物園で「春のローズウィーク」が開催されていました。
一面に色とりどりの美しいバラの世界が広がっていて、見事としか言いようがありません。



2019年に完成したバラの回廊には、つるアイスバーグがボリューム満点に咲いていました。
白い花が太陽の光を受けて輝いていました。



回廊の中に入って、上を見上げるとこの通り。
バラの世界に来たかのようです。



たくさんの美しいバラを間近で見ることができ、香りもかぐことができます。



毎年長居植物園のバラ園に来ていますが、今年は素晴らしかったです。
圧巻のバラの世界を堪能しました。



いろんなバラの写真も撮ったので、それはまた次回に。

多治速比売神社と梅林

2023年03月10日 |     (近畿)
先週、堺市南区にある多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)へ行ってきました。
主祭神は多治速比売命(たじはやひめのみこと)で、女神として厄除・安産・ 縁結びの神として崇敬が厚く、また本殿には素盞嗚尊(すさのおのみこと)と 菅原道真公も合わせて祀られています。
特に道真公は学問の神として厚く信仰されています。



見にくいですが、本殿は室町時代(天文10年 1541年に再建)に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
建物には、龍・雲・波・蟷螂(カマキリ)・海藻・貝類など様々な彫刻が施されていて、予約をすれば見せていただけるそうです。


多治速比売神社は荒山宮(こうぜんのみや)とも呼ばれています。
神社周辺の荒山公園は梅林が有名で、約1200本の梅が植えられています。
この日も多くの人が花見に来ていました。







荒山公園にあるモニュメント
「風のあいさつ」


黄色い帆が風を受けて回転します。
大きさは、高さ9メートル、幅11.5メートル。
動く彫刻で世界的に有名な造形作家の新宮晋さんの作品なのだそうです。
昔、泉北高島屋の屋上にあったんですよね。
ここには1997年5月に設置されたようです。

この日はぽかぽか陽気で猫もうとうと
いい季節になってきましたが、花粉症の私には嫌な季節に突入です


須磨浦山上遊園

2023年02月03日 |     (近畿)
電車を撮影し、須磨寺へ行った後、山陽電車の須磨駅から電車に乗り、須磨浦山上遊園に行きました



須磨駅から一駅の須磨浦公園駅で下車します。



改札を出るとすぐ右側にロープウェイ乗り場があります。
ロープウェイはかなり急で怖かったですが、神戸の海と山、神戸の街並みが楽しめます



ロープウェイの鉢伏山上駅で景色を楽しみました。
明石海峡大橋や淡路島もよく見えます。



ロープウェイの次はカーレーターに乗って山頂へ行きます。
前にテレビで見て、このカーレーターに乗ってみたかったんです
ここにしかない乗り物です。



緑色のかごの様なものに乗ります。
2人乗りです。
出発したとたんガタガタっとかなりの衝撃があり、前後左右に体が揺さぶられます。
思わず「ヒ~」と声が出てしまいました。
その後強い振動は急に落ち着き、さっきのはなんだったんだという感じです。
山頂までガタゴトと心地よい振動を感じながら昇っていきます。
ちょっとしたアトラクションで、乗り心地は悪いですがかなり楽しいです。
昭和41年に開通したそうなので、歴史がありますね。
カーレーターはちゃんと屋根があるので、雨の日でも大丈夫です。



山頂には今では珍しくなった回転展望レストランがあります。
レストランといっても軽食という感じです
約55分かけてフロアが一回転します。



ご飯を食べながら、周りの景色が変わっていくのは面白いですね。
須磨海浜公園や右奥には神戸空港も見ることができます。



この周りはハイキングコースもあり、花もたくさん咲くそうなので、その時期にまた行ってみたいです
カーレーターにもまた乗りたいです

源平ゆかりの古刹 須磨寺

2023年01月30日 |     (近畿)
先週、神戸市須磨区にある須磨寺へ行ってきました。
正式名は上野山福祥寺(じょうやさんふくしょうじ)ですが、昔から「須磨寺」として親しまれてきたそうです。
須磨寺は源平合戦 一の谷の戦いのとき、源義経の陣地であったと伝わっています。



立派な本堂と三重塔があります。



こちらは平敦盛と熊谷直実の一騎打ちを再現した源平の庭です。


こちらは小石に絵を描いた人形によるジオラマ展示。
音楽が流れたり、動き出したりもします。




敦盛愛用の青葉の笛は、宝物館で常時展示されています。

義経腰掛の松です。
義経はこの松に座って敦盛の首実検をしたそうです。




そのほか、境内には敦盛の首塚、首洗いの池、弁慶の鐘、若木の桜など、見所がたくさんあります。
また、ちょっと笑ってしまうような面白いものもたくさんあります。

その一つがこのおサルさん。
みざる、いわざる、見てござる、きかざる、おこらざるの5匹のおサルさん。
頭をなでると動き出すんです~
びっくりです。


そのほかにも目玉と頭が回るカエルの像や、シベリア抑留の慰霊碑の熊(頭をなでると異国の丘という音楽が流れます)、からくり時計、青葉の笛を演奏できる機械など盛りだくさん。
え?なにこれ?というものもあり、かなり楽しめます。

拝観料無料、宝物館も無料です。
思っていた以上に楽しめたお寺でした。


(須磨寺から見た景色 遠くに海が見えます)


お寺で会った猫ちゃん。
日向ぼっこでうとうとしていました。