僕にもクリスマスが・・・

ようやく僕にもクリスマスがやってきたような気分。

もしも毎日がクリスマスだったら・・・。

春陽座<心打つ波>  @朝日劇場 20150427

2015-04-28 09:08:41 | 残しておきたいもの


送り出しの 心座長


ポスタープレセント日、こんな素敵なポスターいただきました。

演目:心打つ波 心座長主演

現代劇。舞台は、明石の福井建設。
昔は、父親の代に夜逃げ同然で大阪に移り住んだが、
息子(心座長)は今では立派に立身出世して、あちこちに支社を
持つほどの建設会社になった。
なぜ、ここまで頑張れたのか、それは昔お金を
貸してもらった金貸しの男(京弥さん)が非情な男で、
その男を見返すため、その男への恨みがエネルギーとなったから。
今ではこの金貸しも落ちぶれて、売り食い生活。
福井建設の社長(心座長)の元へ金貸しの掛け軸と高炉が持ち込まれた。
ついにここまで落ちぶれたか、と笑う社長。

社長が金貸しを恨むもう一つの理由、それは弟のこと。
昔、羽振りが良かったころの金貸しには子供がいなかった。
そこで、弟(まことさん)を養子に迎えたいと、養子に行ったはいいが、
すぐに実子が生まれた。
ある日、社長の弟が金貸しの実子を遊ばせている時に弟におされて、船のスクリューに
左腕が巻き込まれてしまった。腕がちぎれそうな大けがを負った社長の弟を
金貸しは放置した。その為、社長の弟は左腕を失うことに。
自分の実子でもそのようにしたのか、いやちがう、養子の弟だから
こんな目にあったのだと、怒り心頭。

金貸しが、今、売り食い生活をしていると聞いて、心の優しい社長の弟は
なんとか助けてやりたいと思う。自業自得だ助けることはならん、という兄。
もめるが、弟は兄が目を離したすきにまとまったお金を手にして、
金貸しの元へ。
弟としては、一度は父と慕った人が今困っている、見放すわけにはいかないと。
その気持ちがわかった兄。人を恨んでばかりいてはいけないことに気づかされる。
自分よりも大きな心を持つ弟。そのことを学ぶ兄。

人生にはいろんな波がやってきて、浮き沈みする。
それをどうやって乗りきるのかが大切であるという話。


流石、二代目心座長というお芝居。
長台詞、熱演の為、滝のような汗。
ほとんど動きのないお芝居。
普段は絶対に怒ることがないという心座長が怒るとこんな風になるのかと思った。
現代劇であるためよりリアルに感じられた。
心座長の長台詞はもちろん大変だが、それをうけるセリフのないまことさんの演技も
大変だろうなと思った。
藤山寛美さんの脚本とのこと、人情劇。
他の劇団では、演ってないお芝居だという。
これができるのは、演技派の春陽座ならではであろう。






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