演目:二人の風来坊
ストーリー:
柿の木長者の若(ばか)旦那が、お茶屋の娘さんを見初めお嫁に欲しいと地元やくざに話をつけさせる。
娘の姉は断固断る。やくざに借金のある姉の弱みに付け込んで、借金のかたに娘をよこすよう脅される。
夜逃げしようと準備をしている姉妹のところに、昔お姉さんに世話になった風来坊の銀二が訪ねてくる。
事情を知った銀二がやくざの親分を懲らしめ、親分の恨みを買うことに。
親分は客人の風来坊長治(若丸座長)に銀二生け捕りを依頼する。大金欲しさに引き受ける長治
実は、銀二と長治は大の仲良し。この二人が、やくざの親分をだまし、大金をせしめることができるか、という話。
コメディタッチ、言葉遊びが巧みだなぁと思った。
人情話、常に明るい、笑顔が絶えない。
劇団員全員が、座長にいじられたがっているのがわかる。
無理にではなく、皆が座長に芝居に集中している。
あたりまえのことだが、他の劇団を見てきてできていないところも多々ある。
自然とあったかい雰囲気に包まれて、心地よい。
この劇団が大人気なのは、こういうところだろう。
お楽しみの送り出し。
ラストショーで滝のような汗をかいておられたにもかかわらず、
握手はもちろん、2ショット写真まで撮っていただいた。
(それように、劇団員さんを従えておられる)
なんという心遣い。
口上で、若丸座長が言われていたこと「今日お客様を満足させられなけらば、明日はない。
自分はいつも崖っぷちのところに立っていると。そして輝く30代を送りたい」とも。
有言実行されています。
大阪にお帰りの際には必ずやまたお目にかかります!