庄内天満座に初めて行ってきた。
すり鉢型というのだろうか?舞台が一番低い場所にあり、
お客さんが舞台を見下ろす。
こういうのは初めてだったので、不思議な感じがした。
役者さんはどうだろうか、演じやすい?難い?
お芝居の題名は忘れてしまった。
やくざ同士の抗争で、自分が殺めてしまった相手の最後の願いを
聞き、相手の実家に行き親孝行するという人情話。
最初からストーリーは想像できたのだが、やはりそこは小弁太座長の
演技力、泣きました。
芝居が終わって、座員のかたが「劇場の棟梁が久々に泣いた」と言われたと
報告されると。
小弁太座長、「そういうのが一番あかんのや、内輪受け。口上でも、
昨日飲みに行って~とか、あんなん嫌いや。お客さんに何も関係あらへん。」
と言われた。
芝居に対してストイックで素晴らしいと思った。
口上挨拶の時のお話は、ファンなら何でも歓迎なんですけども。
お話好き、サービス精神旺盛な為いつも時間オーバーしてしまうとか、
マイクと一緒に小さな目覚まし時計を持っておられたのが可笑しかった
特筆すべきは座長の歌上手、スーツ姿すっぴんで歌われる男前!
いろんな角度から楽しませてくれる、劇団松丸家 また観たい劇団である。