劇的な幕切れとなった中大拓大観戦を終え、日大稲城から向かうは三鷹文鳥舎。
森本優子さんのコラムでもおなじみの「ラグビーに乾杯」のトークライブvol.2へ。
ゲストは日本代表、東芝ブレイブルーパスのロック大野均選手。
海外のメディアからインタビューを受けた際にも「もっとしゃべってよ!」と突っ込まれてしまったというらしく、内気なイメージを感じていた。
確かになかなか声を聞く機会が少ないだけに、素の大野選手を知るには絶好の機会だった。
大学からしかも同好会に近い部で始めたラグビー。そこから一気にトップレベルのラグビーに入り込んだ。
小さいころから野山を駆け回り、実家の農場の手伝いで藁を運び、子牛に水をやるため何度も往復したという。
この自然に培われたナチュラルな強さは、大野選手の奥の深さを感じさせる。現在の日本ラグビーでは非常に珍しい選手だ。
今回のW杯ではオールブラックスを破るトライを挙げたフランスのジョジオン選手も農場出身。引退後は実家の農場に戻るという。
同じように引退後、作業着に長靴姿で農場で働きながら、週末はジャージに着替えて子供達にラグビーを教える。そんな大野選手の姿を想像してしまった。
優しさが顔に現われているよね。
時折見せるうつむきがちなしぐさが女心を惹きつけるのか。
今回のW杯で撮った写真の中で一番のお気に入りはこの大野選手の写真。
ここまで気合の入った表情はなかなか見れない。
本人曰く、燃え尽きてもいいと思えるほどの大舞台で、大活躍を見せてくれた。
次のW杯に向けて、今シーズンも骨惜しみないプレーを見せてくれるはず!