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日本では、「敬老の日」は9月16日。
実は、こちら台湾にも「敬老の日」があるのです。それは、旧暦9月9日の「重陽節」。
今年は、10月16日がその日に当たりました。
上の写真は、今年の重陽節に合わせて、台湾の通信社・中央社が制作したポスターです。。
内政部の発表によると、現在、台湾の100歳以上の長寿人口は1399人。うち、男性は441人、女性は2倍以上の958人。
男性の最高齢は花蓮県に住む114歳、女性の最高齢は、高雄市に住む117歳。
100歳以上の人口が一番多かったのは、首都・台北市で278人でした。
今年の重陽節はちょうど土曜日だった事もあり、各地では、おじいさん・おばあさんたちのためのイベントが開かれ、地方自治体などは、65歳以上のお年寄りたちにお祝いを贈ったり食事会を開催したりして長寿をお祝い。
この日は、馬英九・総統はじめ、政府関係者や地方自治体トップらも、100歳以上のお年寄りを訪ね歩くなどし、お年寄りに敬意を表しました。
高雄県で開かれた、お年寄りの絵画コンテスト
90歳の呉劉華珠さんは、昔牛を引いていた頃の思い出を作品に
高雄に住む100歳のおじいさんを訪ねた馬英九・総統
長寿のお祝いのネックレスをプレゼント
ところで、なぜ旧暦9月9日が「敬老の日」とされているのか、ご存知ですか?
この日は元々、古代中国の「陰と陽」という考え方に基づいた節句の一つで、本来は、お年寄りとは全く関係のない節句でした。
が、数字の「9」は、中国語で「末永い」などおめでたい意味となる「久」と同じ発音で、縁起がよい数字とされています。(関連過去記事)
そのため、いつの頃からか、「9」が二つ重なる重陽節と敬老をひっかけて、長寿を祝う日という習慣が定着したのだそうです。
重陽節には、特別な習慣やしきたりはないそうですが、みな、家族でおじいちゃん・おばあちゃんを囲み、食事をしたりして、日ごろの感謝の気持ちを伝えます。
台湾のパワフルさを代表している元気なお年寄りたち、これからも、ずっとずっと末永く元気でいて欲しいと思います。(華)
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