台湾の情報ならお任せ RTIブログ

台湾の情報満載!RTIのホームページでは見られない情報をご紹介。

政府が海外向け台湾グルメアピールに本腰

2010年10月20日 22時18分37秒 | 台湾グルメ

 以前、交通部観光局が、台湾の十大夜市コンテストを行ったというニュースをお伝えしました。(関係過去記事
 このコンテストは台湾の人々をヒートアップさせましたが、観光局の最大の目的は、今後、このコンテスト結果を海外からの観光客にアピールし、夜市を観光産業の重点の一つとして発展させるというものでした。

 台湾を訪れたなら台湾グルメ、というのは、旅行客の間では常識でしたが、当の台湾の人たちはこれまで、世界的に有名でもなく決して高級でもない、日常に当たり前に存在する台湾料理や屋台のスナックなどが、海外向けの大きな広報ツールになるとはあまり考えていなかったようです。
 しかし、観光局が海外からの旅行客を対象に行ったアンケートで、「台湾旅行で一番行きたいところ」として、数ある観光スポットを抜いて「夜市めぐり」が一位になるなど、台湾グルメはどうやら、台湾が誇る景勝地や名所旧跡に負けない、台湾を代表するアピールポイントの一つらしい、という事が分かってきました。

 政府の広報担当部門である行政院新聞局はこのほど、台湾グルメをテーマとしたショートフィルム『品味台湾 Savor the Flavors of Taiwan』を制作。
 新聞局では毎年この時期に、海外の大使館や代表処などで広報資料として使用するフィルムを作っているのですが、「台湾グルメ」がテーマとなったのは今回が初めてです。
 10月8日には、台湾に駐在する外交使節などを招き、フィルムの発表会を兼ねた「台湾グルメの夕べ」が行われました(一番上の写真)。


台湾風のお団子、感想はいかが?
左は江啓臣・新聞局長

 また、新聞局では、7月15日から9月28日まで、同局の英語版HP上で、台湾に住む外国人を対象に、お気に入りの台湾グルメ8種類を選ぶというコンテストを行っていました。
 選ばれたのは、「臭豆腐(漢字を見れば特徴はお分かりですね!?)」、「猪血糕(豚の血に浸したもち米を固めたもの)」、「蚵仔煎(カキ入り台湾風オムレツ)」、「肉圓(サツマイモの粉で作った生地で具を包んだもの)」、「小籠包(ショーロンポウ)」、「魯肉飯(豚肉のそぼろかけご飯)」、「珍珠奶茶(タピオカ入りミルクティー)」、「芒果氷(マンゴーカキ氷)」。
 いずれも、台湾を代表する軽食やデザートです。

 新聞局では18日、再び海外の貴賓らを招いて、外国人によって選ばれた「台湾グルメ」8種類を振舞いました。


何と、屋台のご主人に扮しているのは江啓臣・新聞局長
これは蚵仔煎(カキ入り台湾風オムレツ)、おいしそう!


タピオカ入りミルクティーはカクテルシェイカーを使います
外交官のみなさん、興味津々

 世界中の一流料理が揃っている台湾では、海外からの貴賓をもてなす時に、北京料理や日本料理などに招待する事がよくあります。
 でもこれからは、例え高級じゃなくても、心のこもった、台湾の歴史と文化が詰まった台湾グルメで、胸を張っておもてなししよう、そういう機運が高まってくれるといいな、と思います。(華)

『品味台湾』はこちらで観賞できます(英語)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿