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88水災からの復興は続く

2011年06月14日 19時15分36秒 | 台湾日記

 旧高雄県(現在は高雄市と合併)は、2009年8月の台風災害「88水災」で、最も大きな被害を出した地域です。
 県全体に広がる山々のあちこちで土砂崩れや河川の氾濫が発生し、山中に暮らす人々と下界とをつなぐ重要な連絡路である橋が、いくつも損壊しました。

 6月4日、旧高雄県六亀郷(現在は高雄市六亀区)で再建作業が続けられていた「新発大橋(上の写真)」が完成し、馬英九・総統も駆けつけ、竣工式が行われました。


「南部地域が88水災の傷跡から一歩ずつ立ち直る姿を嬉しく思う」
と馬英九・総統

 新発大橋は、「甲仙大橋」、「六亀大橋」に続く大規模橋梁の復活となります。
 域外から見ると、台湾の人であっても「どれがどこにあるのか分からない」という人が少なくないようで、いずれも似たように見えてしまうのですが、広~~い旧高雄県にとっては、一つ一つが生活に直結する大切なインフラです。
 88水災からはや二年近く、南部や東部がまだ復興の最中だという事実はだんだんと忘れられていますが、このように、地道な作業は続けられていたのです。


災害発生当初の新発大橋
再建までは長い道のりでした
(竣工後の写真とは撮影位置が違います)

 馬英九・総統は、新・新発大橋の竣工に、「風調雨順大発大旺」という言葉を寄せています。
 「風調雨順」は、「ほどよい雨風の量で豊作になりますように」という意味から転じて、「物事が全てうまく行きますように」という意味でも使われる成語、「大発大旺」は、どんどんと発展・繁盛しますように、という意味になります。
 昨年12月の合併で「六亀区」に生まれ変わった同地域のこれからの再興と発展に、新・新発大橋は大きく貢献する事でしょう。(華)

 

 

 


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