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陳冲・行政院副院長がハイチの新大統領を祝福

2011年06月01日 18時51分16秒 | 台湾日記

 中米のハイチ共和国は、中華民国と正式な外交関係を持つ、数少ない国のひとつです。
 フランスの植民地でしたが、1804年、戦いの末に独立。ラテンアメリカでは最初の独立国です。
 中華民国とハイチは1956年に国交を結び、今年で55年目になります。ハイチの国家規模は小さく、政情も不安定ですが、台湾の長年の協力などにより、教育や農業、医療などの水準は以前よりもかなり改善されました。

 ハイチは2010年1月に大地震に見舞われましたが、この時、台湾と中国大陸はそれぞれ援助を提供し外交上の争いは起こらず、また台湾はその後も友好国として積極的な支援に携わり、ハイチをはじめとする国際社会から高く評価されました。

 ハイチでは今年3月に大統領選挙があり、歌手のミシェル・マルテリー氏(写真左2)が当選、5月14日に就任式が行われました。
 中華民国台湾からは、陳冲・行政院副院長(左3)が出席、マルテリー大統領に、新政権の最大の課題である災害復興への引き続いての協力などを伝え、新大統領は「真の友人に感謝する」と強い期待を寄せました。

 中華民国と国交のある23カ国はいずれも発展途上の小さな国々で、資金援助のみのつながりだと見られることも多いようです。
 ですが、新大統領の就任式の最中にでさえ停電が起こるような国に、技術支援団などとして赴任し、地元の人たちと一緒に汗を流している台湾の人々の姿は、多くの現地の人々を感動させています。
 こうした国々への経済的な影響力だけを見れば台湾が中国大陸に対抗することは難しく、両国の友好をつないでいるのは、こうした現地スタッフたちの汗と涙にほかなりません。
 陳冲・行政院副院長はハイチで、遠く中米にまで赴任しているスタッフたちをねぎらい、これからも両国の交流の礎となって欲しい、と期待しました。

 新大統領は政治経験がなく、災害復興や治安改善など、山積する難題に向き合う上で、友好国のサポートは欠かせません。南米の小さな国の取り組みを、台湾はこれからも支えて行きます。(華)


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2 コメント

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Unknown (◆JJ5WCGSzYd1v)
2011-06-02 21:47:21
>歌手のミシェル・マルテリー氏(写真左2)
>陳冲・行政院副院長(左3)
ソースコードも漁ったのですが、写真は一体どこに?
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Unknown (◆JJ5WCGSzYd1v)
2011-06-03 18:38:22
画像のアップロード、どうもありがとうございました。
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