「おんなの、きょうてえ、夢を見る。」
13人のホラー映画の巨匠が“最恐の称号”を賭けて競作した「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズの1つ。小桃という女を探し浮島の遊郭を訪れたアメリカ人記者が恐怖の夜を体験する。
マスターズ・オブ・ホラーのグランプリにして唯一放送禁止になった作品。
日本では映倫が審査拒否した作品。
岩井志麻子の原作が大好きであれを映像化できるんかと思った。
話は若干変わってたけどよかった。
全編英語の制約がかかってるからせっかくの岡山弁が聞けず
そこにちょと萎えたけど、独特の日本語訛りの英語はそれはそれで聞ける。
この映画は痛くてグロい、特に拷問シーンがむちゃくちゃグロいって
聞いてたからどんなひどいんやと思って観たけど
こういうの好きやでいつものことやけど。
みんな演技が迫真やなっていう印象。
拷問シーンだけ志麻子本人が出演してるんやけどハマり役すぎて最高やった。
志麻子も絶対変態。あれ素やと思う。
楽しそうやった。
近親相姦、拷問、奇形、堕胎とかそういう要素
盛り込まれまくりやから倫理的にひっかかったんやろうな。
色んなとこのレビュー読んだりしてみたらこの作品は
グロいとか妊婦は観んほうがいいとか書いてあったけど
僕はこの作品綺麗やと思った。
今までどんだけ汚いの観てんねん^^^
ま、それもあると思うけど、衣装や遊郭の雰囲気やらすごく綺麗やった。
話もちょと前の日本で普通にありえるような話でリアル。
醜い女郎の残酷で孤独な人生とその秘密。切ない。
工藤夕貴よかったですお。
妖艶。
ま、志麻子のほうがすごすぎて全てが霞んでもうてるが^^^
ギニピグに続き日本の技術を見直してる。
日本のスプラッタって本当はすごいんじゃね?!
普通の日本のホラーの何倍もマイナーなやつのほうがクオリティ高い!!
原作のほうがやっぱり怖くてグロくて終わり方も
好きなんやけど、あの作品をよくここまで作ったという
ことに関してはすごくよくできてると思います。
英語じゃなかったら満点つけてる。
★★★★
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『インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~』 2005年 アメリカ
原題:IMPRINT
監督:三池崇史
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