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女囚さそり 第41雑居房

2009-08-09 23:59:27 | 女囚


女囚さそりシリーズ第2作目。“さそり”と呼ばれた囚人ナミ。叩かれても屈せず、アメを与えても敢えてそれを拒絶する・・・復讐の炎を燃やしながら、じっと冷静にそのチャンスを待ち続ける。松島ナミと6人の女囚の脱走劇をメインストーリーに、ナミの怨念とも言うべき刑務所所長を象徴する権力への復讐を鋭く描く。

完全に梶芽衣子ブームです。
さそりシリーズ好きすぎて「女囚」カテゴリを作りました笑

今回ナミは映画の中で二言しか喋らない。

「私を売ったね」

「死んでるよ」

のみ。

しかし、その眼力と圧倒的存在感は一作目にも増して凄まじい。
美しすぎる。

ナミが問題児扱いされて1年間も地下牢に入れられてた所から話は始まる。
今回は女囚たちのサイドストーリー的なものがクローズアップされてた。

脱ぐシーンは一作目よりかは断然減った。
女囚たちが一緒に逃げてる時に流れる女の呪文ていう曲もよかった。
みんなで走ってるシーン結構好き。
怨み節はもちろんいい。
いつも仕返しが100倍返しぐらいで気分いい。

二作目というといまいちな作品が多い中、
この作品は一作目とはまた違った味を出していてよかった。
女囚それぞれのキャラもはっきりしていたし
ずっと飽きずに最後まで話に引き付けられた。
途中で廃墟に捨てられたおばあさんが出てくる辺りの演出が凝ってた。
女囚リーダーの狂人っぷりが半端ない。

とにかくセリフほとんどないのにここまで目で語る梶芽衣子がほんとにすごすぎる。
女囚たちが囚人服の上に着てるマントみたいなんがかわいい。

梶芽衣子のマキシコート姿はかっこよすぎる。
最後、所長の義眼に映る映像で女囚たちが包丁リレーしながら走っていく姿がシュール。

★★★★★
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『女囚さそり 第41雑居房』 1972年 日本
監督:伊藤俊也

女囚701号 さそり

2009-08-07 07:13:04 | 女囚


恋人に裏切られた挙句、冤罪によって収監された女囚「松島ナミ(さそり)」を主役とした女囚映画。収監された刑務所内での看守や女囚による陰惨な私刑(リンチ)や陵辱、刑事による暴力に超人的な精神力と忍耐力で耐え、「怨み」を蓄積していき、最終的には自分を陥れた男達へと復讐を遂げると言ったストーリー。さそりを陥れる男達は刑事や代議士、看守と言った権力に属する者が殆どで、「法律さえ守れば何でも許される」という権力へのアンチテーゼとも見て取れる。
このシリーズに必須なショックシーン(暴力、陵辱、嫌がらせ)は凄惨でインパクトが強く、それ故に無表情で耐えながら「怨み」の冷たい炎をたぎらせるさそりの魅力を高め、ただでさえ印象の強い70年代東映作品の中でも特別なイメージを与えている。(wikiより引用)


倉庫行ってる時に見つけてずっと気になってた作品。
ちなみに倉庫にあったのはこのシリーズの三作目の「女囚さそり けもの部屋」

さそりこと松島ナミを演じた梶芽衣子さんがすごくかっこよくて綺麗でした。
ほとんど喋らないんですが目で語るというか
あの目力はすごい。

ヤクザにレイプされた後で、そのボロボロの服のままマントを羽織り
警察署の前に来て、杉見(復讐相手)を見つけるとマントを投げ捨てて
片乳はみだしながら包丁1本で向かっていくナミの姿が印象に残ってる。
つか、どんなすごい執念だ。

ナミがとにかくちょうかっこいいです。
冤罪なのに文句も言わずただ復讐心だけを胸に刑務所でのひどい仕打ちに耐えるナミ。
でもナミは頭も良くて強いので最後復讐を果たします。
ナミがさそりルック?あの黒い服に黒い帽子を被ったスタイルで警察署に最後もっかい
乗り込んで行くんやけどあの殺し屋ばりの手際良さは観てて爽快。

今だとこんな作品もう撮られへんやろうなっていうような良作でした。
これシリーズものなので続き借りて来ます。
ジャンル何やろ?女囚ジャンルを作るべきか…
梶芽衣子に惚れました。


★★★★★
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『女囚701号 さそり』 1972年 日本
監督:伊藤俊也

田園に死す

2009-08-04 07:36:55 | Cult


寺山修司が自身の同名歌集をもとに映画化した、自らの少年時代を描いた自伝的色彩の強い作品。青森県の北端、下北半島・恐山のふもとの寒村。父に早く死なれた少年は、母と二人で暮している。母と二人だけの生活に嫌気のさしている少年の唯一の楽しみは恐山のイタコに父の口寄せをしてもらうこと。ある日、村にやってきたサーカス団の団員に遠い町の話を聞いた少年は隣家の憧れの娘に一緒に村を出ようと持ちかけられるが……。少年時代の回想シーンが象徴的な映像で綴られていく。

シュールすぎて衝撃でした。
丸尾的世界観。ダリオ・アルジェントみたいに「色」を強く感じさせる作品。
寺山修司に最近嵌ってる。すごい。

本の畸形のシンボリズムにも出てきたような一寸法師など、見世物小屋も印象的。
日本的怖さ。耽美、エログロ、白塗り!

昭和の退廃的美しさを描きつつも
寺山修司の頭の中というか
彼の思い描く過去とは…

観終った今、なんかすごくゾクゾクする。
じっとりくる。
今まで観た映画の中で1番衝撃的かも…
視覚からの衝撃だけじゃなくて脳と聴覚にもくるというか…

寺山修司小説家やからかわからんけど
これは後に残る。
もっと色々言葉にしたいのに私の表現力ではそれを言葉にできない。
身体と脳に纏わりつくようなじっとりした映画。

シュルレアリスム





「もし、君がタイムマシーンに乗って数百年をさかのぼり、
君の三代前のおばあさんを殺したとしたら、現在の君はいなくなると思うか」



★★★★★
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『田園に死す』 1974年 日本
監督:寺山修司

快楽共犯者

2009-07-28 22:01:51 | Cult


性交のない最初のエロティック映画。
フェティッシュな自慰機械の発明にとり憑かれた6人の男女、
快楽原則を忠実に追求する彼らの秘めやかな行為を、
さまざまな映像のテクニックを駆使してシュールに描く。
構想以来25年間かけて完成されたシュヴァンクマイエルのひとつの到達点。


ヤン・シュバンクマイエルの作品を薦めてもらってすごく興味持ってたので
観てみたんやけど、すごく良かった。

好き嫌いがほんとに分かれると思う。
セリフも一言もないのに最後まで目が離せなかった。

とりあえず、登場人物全員が自慰機械を作る作業を延々としてる。
ああでもこういうのわかる!って思う自分もやはり変態でした。

6人の男女が全然違うことをしているようで最後は何らかの形で
繋がっているのがすごいなぁと思った。

ヤン・シュヴァンクマイエルの作品はこれが初めてですが
もっともっと他の作品も観たい!

もうすでにもっかい観たい。
癖になりそう。

★★★★★
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『快楽共犯者』 1996年 チェコ
原題:Conspirators of Pleasure
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル

パルプ・フィクション

2009-07-20 19:04:28 | Cult


Pulp Fiction=三文小説

プロローグでチンピラのカップルのファミレス強盗から始まり
時系列が入れ替わりながらストーリーが進んでいく。

プロローグ
  ↓
VINCENT VEGA & MARSELLUS WALLACE'S WIFE
(ビンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻)
  ↓
THE GOLD WATCH (金時計)
  ↓
THE BONNIE SITUATION (ボニーの一件)
  ↓
エピローグ



映画冒頭のシーンがエンディングの直前にひっつく。
最近こういう映画好き。
ビンセントとジュールスの二人組がいい味出してる。
どうでもいいような会話なのか深い意味を含んでいるのか
ストーリーを文字で説明するのは難しい。

ボスの妻のミアがとっても可愛いです。
ぶっ飛んでるとこがいい。

印象に残ってるんはミアの家にビンセントが迎えに行って
ミアの裸足の足の裏が汚れてるとこ。
よかった←

中身ないとこがこの映画の最大の醍醐味!!!



★★★★☆
------------------------
『パルプ・フィクション』 1994年 アメリカ
原題:Pulp Fiction
監督:クエンティン・タランティーノ

Trainspotting

2009-07-04 12:45:36 | Cult


ヘロイン中毒のレントンは、ドラッグ浸りのすさんだ毎日から抜け出すため、仲間と2kgのヘロインを売りさばいて夢の一攫千金を狙うのだが…。
スコットランドのイカれた若者たちを描く、元気いっぱいのジャンキー・ムービー。変死した赤ん坊が天井を這いまわる禁断症状中の幻覚シーンをはじめ、斬新でアップテンポなカメラワークが観る者を圧倒しつづける。しかも、「1000年後には性別もなくなるだろう、大歓迎だ」といったメッセージ性豊かで詩的なセリフが次々飛び出し、一瞬たりとも目が離せない。
ダニー・ボイル監督と主演のユアン・マグレガーが『シャロウ・グレイブ』に続きコンビを組んだ本作では、クラブ・フリークの若者を「トレインスポッターズ」と呼ぶ流行語まで誕生、後の映画に大きな影響をもたらした必見の1作だ。(タカハシミホ)



ドラッグはしたことないけど、
そんなに気持ちいいんやったらちょっと試してみたい。
レントンかっこいい。
音楽やファッションもいい!

世の中は糞で終わってるって部分が根底にあって
そこに溶け込みながらみんな生きていくんやけど
精一杯自分のしたいこと、やりたいことに向かって
未来を選んで行け!ってことだな。
共感できる部分がいっぱいあった。

FUCKなことばっかりやもんねー

Choose life.
Choose a job.
Choose a career.
Choose a family.
Choose a fucking big television.
Choose washing machine,cars,compact disc players and electrical tin openers.
Choose good health,low cholesterol,and dental insurance.
Choose fixed interest mortgage repayments.
Choose a starter home.
Choose your friends.
Choose leisurewear and matching luggage.
Choose a three-piecesuite on hire purchase in a range of fucking fabrics.
Choose DIY and wondering who the fuck you are on a Sunday morning.
Choose sitting on that couch watching mind-numbing,spirit-junk food into your mouth.
Choose rotting away at the end of it all,pishing your last in a miserable home,nothing more than an embarrassment to the selfish,fucked up brats you apawned to replase yourself.

Choose your future.
Choose life.

★★★☆★
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『トレインスポッティング』 1996年 イギリス
原題:Trainspotting
監督:ダニー・ボイル

鉄男~TETSUO THE IRON MAN~

2009-05-30 16:36:54 | Cult


ある朝、"男"は自分の頬から金属片が出ているのに気づく。
平凡なサラリーマンであった彼の日常はその日を境に徐々に鉄に蝕まれていく。 通勤途中では眼鏡の女に襲われ、自分の体が次第に鉄と化していくのに困惑する男。 全ては数日前に男が車で轢いてしまい、山林に捨てた"やつ"の復讐であった。
やがて全身が鉄に覆われたとき、男はやつと対峙する事となるが…。



ぶっ飛んでた。
全てが。
ドリル●●●
金属と肉体の融合。
やっぱりCGじゃないのは迫力がある。
最初から最後まで走り抜けるような疾走感。
わけがわからないのに観てしまう。
恐怖。

☆★★
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『鉄男~TETSUO THE IRON MAN~』 2000年 日本
監督:塚本晋也

シリアル・ママ

2009-04-29 13:06:04 | Cult


ボルチモアに住む主婦ビバリーは歯科医の夫と二人の子供を持つ、よき妻・よき母親である。彼女は一家の平和を乱す者は誰であっても容赦はしない。

監督はピンク・フラミンゴのジョン・ウォーターズ!!
やばい、久々に爽快ムービー観た気がする^^^^
おもろかった!!!

これ実話ってすごい。
シリアル・ママのシリアルは
シリアル・キラー=連続殺人者のシリアルね。

・近所の主婦に卑猥なイタ電
・息子の担任にイラついて轢き逃げ
・娘をフッた彼氏を火かき棒で串刺し
・夫を急患で呼び出した夫婦を殺害
・レンタルビデオのテープを巻き戻して返さない女性を鶏肉で撲殺
・それを目撃していた息子の友達を追いかけてライブハウスの中で焼き殺す
・陪審員の女性が秋なのに白い靴を履いているという理由で撲殺

シリアル・ママが殺人鬼なのになぜか正義の味方みたいに思えてくる。
最初から最後までぶっ通してママのシリアルっぷりが見れます。
一切躊躇うことなく手際いい。
殺人犯とも仲良いぽい。

裁判で弁護士を降ろして自分で弁護。
かなりいい運び。頭が切れる。

結局のところビバリーはどうなったんやろ…?
判決後のまたその後が気になる。

しかし、実在の人物と考えると怖いけど
すごい。


☆★★★
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『シリアル・ママ』 1994年 アメリアカ
原題:Serial Mom
監督:ジョン・ウォーターズ


ラビリンス 魔王の迷宮

2008-06-01 14:38:38 | other


おとぎ話が大好きな少女サラは、ある夜、トビーが泣き止まないことに腹を立て、「ゴブリンの王よ、この子をどこかに連れ去って」と愛読書“ラビリンス”に出てくる呪文を言ってしまう。すると本当にトビーはさらわれてしまい、魔王ジャレスが現れて、返してほしければ13時間以内に迷路を抜けて城に来るよう、サラに告げる。はたして彼女は無事にトビーを取り戻すことができるのか!?

なんか主人公の女の子見たことあるなーと思ってたらフェノミナのジェニファー!!!
ことジェニファー・コネリーでした^^^
今回は蛆虫プールじゃなくてよかったな笑
まあでもこの映画の主役は魔王のデヴィッド・ボウイ!!!!
むっちゃかこいい!!!歌もむっちゃ歌ってる!!

初めて見たんは小学校か幼稚園ぐらい。
おっちゃんにビデオ見せてもらってストーリーが大好きで
何回も何回も見た。
で、また見たいなーと思ってて10年以上経って神戸で
レンタル落ちで発見して即買い^^^bb
衣装や映像、ストーリーも凝ってる。
そしてCGに頼ってないとこがいい。
ファンタージーやけどなんか最後のほうはちょと切ない…

見どころは何と言ってもデヴィッド・ボウイのタイツ!!!!!!!!



★★★★☆
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『ラビリンス 魔王の迷宮』 1986年 アメリカ
原題:LABYRINTH
監督:ジョージ・ルーカス

INDEX

2008-03-28 13:56:05 | INDEX
【ア】
愛と欲望の毛皮
アクエリアス
悪魔のいけにえ
悪魔のしたたり ブラッドサッキング・フリークス
悪魔の毒々モンスター
悪魔の毒々モンスター/新世紀絶叫バトル
ある結婚の風景
アルファヴィル
インプリント~ぼっけえ、きょうてえ~
エミリー・ローズ
大人は判ってくれない

【カ】
快楽共犯者
鏡の中にある如く
勝手にしやがれ
カノン
カルネ
ギニーピッグ 悪魔の実験
恐怖と戦慄の美女
キラーコンドーム
グーニーズ
クリープショー
ゴーストワールド

【サ】
サイコ
サイレントヒル
ザ・セル
ザ・リッパー
THE レイプマン3
シャイニング
修羅雪姫
処女の泉
女囚さそり けもの部屋
女囚さそり 第41雑居房
女囚さそり 701号怨み節
女囚701号 さそり
シリアル・ママ
死霊のしたたり ZONBIO
死霊のはらわた
死霊のはらわら2
死霊の盆踊り
白い肌の異常な夜
新デスファイル 胎児の絶叫
新・桃太郎1
新・桃太郎3 聖魔大戦
スウィーニー・トッド
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
スキナー
涼宮ハヒルの憂鬱
スナッフ
ソサエティー

【タ】
第七の封印
大脳分裂-絶望からの帰還-
チャーリーとチョコレート工場
鉄男~TETSUO THE IRON MAN~
デモンズ
田園に死す
ドイツチェンソー大量虐殺
時計仕掛けのオレンジ
Trainspotting

【ナ】
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記
人間解剖島 ドクター・ブッチャー
ネクロマンティック
ネクロマンティック2
野いちご

【ハ】
八仙飯店之人肉饅頭
バタリアン
パフューム ある人殺しの物語
パルプ・フィクション
ビデオドローム
ビヨンド
ピンクフラミンゴ
ファイナル・デスティネーション
フェノミナ インテグラルハード完全版
フライトナイト
不良少女モニカ
フレディVSジェイソン
ブレインデッド
プロムナイト
ペットセメタリー
ペットセメタリー2
ヘルハウス
ヘルレイザー・ゲート・オブ・インフェルノ

【マ】
ミザリー
ミディアン
盲獣

【ヤ】
幽幻道士1・2・3・4
遊星からの物体X
欲望という名の電車

【ラ】
ラビリンス 魔王の迷宮