'97リョービリール一覧表

2006年01月11日 | 参考リール・旧リョービカタログ
総合して言えそうな点は…
この頃(カタログ発行時の96年当時)
すでにダイワもシマノも多くの主要モデルは
当時流行のインフィニットタイプのストッパーに
どんどん移行していたのにリョービだけは
この時点でその機構を採用したリールが
まだ1機種もなかったということです。
その後、ようやく翌年(97年夏)になって
「ザウバー」「アプローズ」が登場しましたが
その頃はもう特別目新しさを感じませんでした。

この少し前、店頭で僕は新製品のメタロイヤルに
触れています。ですがローターが他社のように
ピタッと止まらず、スプールリングもドラグノブも
昔ながらの厚みが野暮ったく感じてしまい
「相変わらず古くせえリールしか出さねえな~」
くらいにしか思わず…
ゆえに意識は常にダイワとシマノに向いていました。

後に僕も経験を積み、インフィニットやクロスギアの
トラブルに出会い、はじめて自分の意見を持つように
なり、ついにはリョービの堅固かつ誠実な作りを
理解するようになった頃、釣り部門撤退のニュースが
飛びこんできました。

僕はこの96年発行のカタログの内容を見るたびに
リョービの分岐点はまさにこの頃にあったような
気がしてなりません。

サイノスVS ZM-T

2006年01月11日 | 参考リール・旧リョービカタログ
スペックがサイノスXXとほぼ同じで
3ボールベアリングのモデルです。

最上級機種のメタロイヤルと同じく
「アルミ鍛造スプール採用」とあります。
さらに「サイレントのみ」と注意書きが…。

そういえば僕も餌釣りから転向する時
カリカリ鳴るリールの鳴き爪を折って
サイレントにした思い出があります。

サイノスXX(ダブルエックス)

2006年01月11日 | 参考リール・旧リョービカタログ
この頃リョービで唯一メタロイヤル以外で
ルアーフィッシングを意識したリールが
このモデルのようです。
配色がシックでなかなかカッコ良いんでは
ないでしょうか。

サイズ : 自重:糸巻量(3号):小売価格
700ZM : 270 : 65m : 6,800円
1000ZM: 280 : 100m: 7,000円
1500ZM: 325 : 150m: 7,200円
2000ZM: 340 : 200m: 7,400円

4ボールベアリング

サイノスが復活すると現在のエクシマより安い
価格帯のリールが登場することになります(笑)

エクシマXS-ZM

2006年01月11日 | 参考リール・旧リョービカタログ
97年の1ランク下のエクシマです。
こちらのが色合い的にも高級そうに
見えるので不思議です…。

ベアリングが3つに減らされています。

定価は3000番で9,400円です。

※マルチポイントストッパーは現在主流の
インフィニットストッパーとは違う
やや遊びの多いストッパー機構のことです。

エクシマVS-ZM

2006年01月11日 | 参考リール・旧リョービカタログ
97年の旧エクシマです。

紫イモのソフトクリームみたいです。
翌年に「ザウバー」「アプローズ」が出るまで
エクシマは中堅機種だったようです。

Zローター・ツイストレスローラー・
ベアリングハンドル・マルチポイントストッパー・
5ベアリングです。
「音響とサイレントの2タイプ」と表示があります。

現在のリョービの4000に当たる2000番がなく
1500番で325g、3000番で480gあります。

定価は3000番で12,500円です。

何だか投げ釣り用リールっぽいデザインです…。