日曜日はプロレス！？

　　風香祭９が無事に終わりました。すっかり安定した内容になりましたが、昨日は何気に女子興行が他でもあり、出場選手は慌ただしかった。「まるでメキシコみたい…」と私は呟く。不況と言われているが、興行数は確実に増えている。だから日曜日は試合を掛け持ち選手はざらだ。メキシコにおいては日曜日は選手にとって、幾つ掛け持ち出来るかが生命線。もっとも試合内容は問題でなく、大半が顔見せである。コスチューム姿で移動し、そのままリングに上がることだってある。
　通常、大会終了後はバックステージは人が多いが、昨日は誰もいない。何人かの選手はギャラを貰わずに次の会場に動く。私は風香のブッキングをしているが、基本的に掛け持ちはさせない。武藤裕代の引退興行は、本人の意向で出場させたがこれは異例だ。それは簡単な理由。１試合に集中させたいからだ。そうしないとやる方も、見る方も散漫になると思う。けして入場料は安くはないから、ファンも大変だと思うが…ゴールデン・ウイーク中の板橋での女子プロレス大会も、幾つかオファーがあったが１興行も出ない。月の試合数を限定しているし、本音を言えばどの興行も風香が出場することで、多少の動員に貢献したいから。こんなご時世、呑気な立ち回りだが、これでいいと思っている。
　さて風香祭が他と違うのは、パフォーマンスに時間をかけているところだ。風香による、風香ファンのための大会なのだから、そこが差別化だ。ダンス、歌、振り付けとこれも練習が必要。風香自身もバラエティーな内容を心掛けている。それは、より多くの一見さんを対象にしたいし、常連さんも満足させたい、この一心だ。風香がやりたいようにやればいい、それはなぜかって！？風香祭だからだ！

▲名物のダンスはスーパー女子高生に。

▲昭和の日だけに、ピンクレディーを披露。