アントン・ヘーシンク…ご存知、東京オリンピックの無差別級ゴールド・メダリスト。お家芸である日本柔道を破った、初めての外国人選手。73年に突如、全日本プロレスに入団。ファンク・ファミリーの元、テキサス州アマリロで特訓し蔵前国技館でデビュー。アルゼンチン・バックブリーカーを得意とし、柔道ジャケットマッチで本領を発揮したが…その後はめぼしい活躍のないままマット界から消えた。現在でも、五輪の柔道VIPとして活動。
ウイレム・ルスカ…”赤鬼”と呼ばれ、ミュンヘン・オリンピックで無差別級&重量級と、同一大会で2つの金メダルを獲得した唯一の柔道家。アントニオ猪木の「格闘技世界一決定戦」でプロデビュー。これが異種格闘技戦の奔りとなり、猪木の名前を轟かせた。
ジン・ラーベル…ロス地区を仕切っていたプロモーターのマイク・ラーベルの実兄。柔道出身のレスラーで、胴着を着用しリングに上がっていた。サブミッションの名手でもあり実力者。猪木vsアリ戦のレフェリーを務め、ハリウッド映画にも出演した影の大物だ。