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日本vsイタリア 【コンフェデレーションズカップ2013】

2013年06月21日 | コンフェデレーションズカップ2013
■ 日本vsイタリア【コンフェデ2013】
   日本(3-4)イタリア
 前半21分 本田圭佑(日本)
 前半33分 香川真司(日本)
 前半41分 デ・ロッシ(イタリア)

 後半 5分 オウンゴール(イタリア)※内田のOG
 後半 7分 バロテッリ(イタリア)
 後半24分 岡崎慎司(日本)
 後半41分 ジョビンコ(イタリア)


この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ オーレ日本

◆ ブラジルの敗戦を乗り越えたメンタリティ
コンフェデレーションズカップ2013。日本対イタリアは、平日の日本時間7時からという仕事や学校のある人にとっては、未知の時間帯のキックオフ。私は、来年の本大会のシミュレーションを兼ねて有休を取得しました(笑)
この試合結果・内容に賛否があるようで、厳しい意見を言っている人もいますし、(ブラジル戦と比べて)良かったという人もいる。色々とトピックスが多い試合だったので、今日は、ポジティブな面について書いていこうと思う。

個人的には、良い試合だったと思う。
そして、少なくとも現地のブラジル人を少しでも魅了するサッカーが出来たのが嬉しかった。なにせこれだけの面白い試合。エンターテイメント性の高い試合はなかなかない。現地で観た人は、素直に楽しかったはずである。特に、日本人でもイタリア人でもない人達にとっては。

日本は、お馴染みのスタメンで「4-2-3-1」
イタリアは、いわゆる”クリスマス・ツリー”と言われる「4-3-2-1」

日本は、立ち上がりから積極的にプレスと積極的な攻撃を仕掛けてきた。個人的には、ブラジル戦に敗れたショックを乗り越えたことと「イタリアに対してリスペクトし過ぎない」メンタルで試合に入れたことにほっとした。

◆ 前半の2ゴール
試合後のコメントで狙っていたという岡崎。
(PKを獲得したときの相手のバックパスは予想していた?)そうですね。さっきも言いましたけど、相手は消極的なプレーをしていたので、絶対に来るなと思っていました。PKかどうかは微妙だとしても、前回のメキシコ戦も見ていたので、「あるな」と思っていました。
香川真司「決定力の差を痛感した」|コラム|サッカー|スポーツナビ

PKのキッカーは、本田。正直、一抹の不安を感じていたが、ブッフォンvs本田は、本田の勝利となった。
イタリア代表ブッフォンはオーストラリア戦での本田がど真ん中へ蹴ったPKを事前にチェックしていた。(もしかしたら、もっと前のもチェックしていたかもしれない)
ブッフォンは、事前のスカウティング通り、ゴールマウスの中央で本田のキックを待っていた。しかし、本田はブッフォンの読みとは違うブッフォンの左へとゴールを決めた。完全にオーストラリア戦のPKが布石となっていたのは間違いない。そして、来年のW杯でも今回のPKが各国のスカウティングの手に回り布石となり得る。時にデータは多ければ多いほど処理が難しくなるものである。

この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された香川による素晴らしいボレーが前半33分に決まった。
相手はW杯優勝4回を誇るイタリアである。そんな相手に日本が2-0とリードをしている状況に興奮した。但し、その一方で早い時間帯のリードが残り時間の長さと同じくらい不安にさせた。

◆ ブラジル人を魅了したザックJAPAN
このゴール後、スタジアムから「オーレ」と日本への声援が出てきたのには、鳥肌が立った。正直、ゴールシーンよりも日本のパス回しへの声援、イタリアにプレスを仕掛けボールを奪った瞬間の「おー!」という声援、シュートが外れた時の落胆の声が一番嬉しかった。この2点目からイタリアのデ・ロッシにCKからゴールを奪われ2-1となるまでは、最高のサッカーを日本は繰り広げ、サッカーへ対して目の肥えているブラジル人を魅了していたことは誇りに思っても良いと思う。

そして、少なくともこれまでのザックJAPANのスタイルは間違っていなかったと言える。初戦のブラジルやイタリア、隣のグループのスペインなどは、間違いなく世界トップレベルである。そのレベルの相手にも日本のサッカーが通用することが証明されたと言える。(勿論、イタリアのコンディションが悪かったという問題などあるが)

■ 最も意味のある3点目

◆ 岡崎のゴールに見えた連携
後半5分、ゴールライン際で不用意なプレーをしたCBの吉田。その結果、内田がクリアしようとしてオウンゴールになってしまった。その後、前半の日本へ与えたPKの帳尻を合わせようとしか思えない長谷部のプレー(ハンド)がPKとなり。2-3とイタリアに逆転されてしまった。まるで高校サッカーか天皇杯の3回戦を見ているかのような日本の稚拙なプレー、ナイーブなプレーの連続だった。ここで、気持ちが折れなかったのが、何よりも素晴らしかった。

まず、逆転されたもののまだ時間は30分ちょっとあった。
また、イタリアの運動量も低下しているのが明確だった。勿論、日本も運動量は低下していたが、何よりも戦う姿勢が残っていた。変な話、ブラジル戦は、0-1、0-2となったいずれの状況でも戦う姿勢(気持ち)が感じられなかった。

後半24分。長谷部のオーバーラップによりセットプレーを得た日本。キッカーの遠藤も随分と疲れた表情をしていたが、ゴール前の状況を見ると、ニアサイドが良い感じでポケットになっていた。そして、プレイスキッカーの遠藤の蹴ったボールの軌道は、イタリアのニアサイドのポケットへ。そこに飛び込んだ岡崎がヘッドで決めて3-3と同点にした。

このゴールこそが、ブラジル戦と大きく日本が違った理由である。
これまでであれば、2-3と試合は終わっていたと思う。しかし、3-3と同点に出来たことは、本大会であれば、勝ち点1を得ることが出来る。ブラジル戦と同じような失点をしたにも関わらず、心が折れることなく同点にしたことは、この試合にいずれのゴールよりも日本にとって重要なゴールであると思う。

しかし、またしても日本のミスとも言えるプレーが引き金となり、試合を決定づけるゴールをイタリアに奪われ3-4と敗れた日本。(この結果では、本大会でも勝ち点1も得られないし、惜しいチャンスもあったが、あれだけチャンスを逃していれば決まるものの決まらない)

もし、イタリアがベストのコンディションであれば、このような展開になったかどうかは分からない。
日本はブラジル戦よりもコンディションは良かったと思うが、それよりも戦う気持ちが前面に出て戦えたことが大きかったと思う。(ブラジルの敗戦から気持ちを切り替えることが出来たのは重要)

結果は残念だったが、この試合に関しては結果は伴わなかったが良い面もあった。
はっきり言えば、コンフェデレーションズカップはW杯の前哨戦であり日本にとっては1年後に向けて最高のシミュレーションとなる大会である。そういう意味では、グループリーグを突破したという自信を得ると同時に1試合でも多く強国と対戦出来れば最高だったのだが…。

◆ メキシコ戦の意味
次のメキシコ戦、日本がどのような戦いをし、どのような結果を上げるか、とても大事だと思う。
大会敗退が決まってしまったが、1年後、メキシコと対戦する可能性もあるし、メキシコはW杯ベスト16進出常連国である。まだ、日本はメキシコほどの実力はないと思う。そんな相手に対してどのような試合を見せるか、ブラジル、イタリアのような格上の相手との対戦するのとは異なり、ある意味、同等のチームと対戦するのである。このようなチームに確実に勝てるようになることが、真の実力だと私は思っている。

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次回はネガティブな面について書こうと思う。もう色々な方が語りつくされている内容であるが…。
・前半41分~後半7分まで約10分間の3失点
・ザッケローニ監督の采配(選手交代)
・勝利出来なかった代償
まず、この2つがポイントであろう。ちなみに、選手交代に関しては、ずっと納得出来ない、腑に落ちないと思っていた。今日、休憩中にふと思いついたことがあるので、明日にでもアップしたいと思う。


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