■ 得点こそがフットボールの醍醐味 |
◆ 日本がベスト16へ進出出来た理由
今回のW杯南アフリカ大会で日本がベスト16へ進出した最大の理由は「得点」にある。
グループリーグ3試合で4得点、2失点。
得点力不足、決定力不足と言われていた日本が自国開催ではない大会でベスト16へ進出出来た理由は「得点」に尽きる。
勿論、組織的な守備という部分もあるが、守っているだけではグループリーグは突破出来なかった。カメルーン、デンマーク戦で引き分けていたら勝ち点2にしかなっていない。
第1戦--- カメルーン戦が0-0で終わっていたらまた違う結果になっていたかもしれない。
本田のゴールが日本代表に自信と勇気を植え付けた。そして、何よりも「結果」をもたらした。これは紛れもない事実である。
それにプラスアルファとして、しっかりと守れたことがチーム戦術の統一を生みチームの戦い方が安定した。
第2戦--- オランダ戦では0-1と敗れたが得点のチャンスはあったし、見ている我々同様選手も「ある程度やれる」と思ったはずだ。しかし、1点を挙げ出来ず引き分けにすることが出来なかった。今回はそれでも決勝トーナメントへ進出出来たが、今後、引き分けの勝ち点1に泣く時が来るかもしれない。
第3戦--- デンマーク戦での3-1という結果はゴールの重要性を証明している。そして、第3戦のポイントは、やはり2つのFKだった。日本が世界で唯一通用する武器で先制し試合のアドバンテージを握れた。第3戦だけで言えば引き分けでも決勝トーナメントへ進出出来た。しかし、3-1と勝利したことによりパラグアイ戦でへ向けて大きな自信にはなったはずである。
ベスト16--- パラグアイ戦。120分の死闘の末PK戦で勝ち上がることが出来なかった。ただ、グループリーグの3戦と比べると運動量で疲労感が感じられた。また、パラグアイは日本を研究していただろうし、ゴールチャンスも明らかに減っていた。
負けられない決勝トーナメントになると、どうしても守備的に戦う傾向になる。そうなると勝利する為に、さらにゴールを挙げることが難しくなる。こういう状況でのセットプレーは効果的であるが、それでもなかなか難しい場合もある。チーム戦術及び試合の戦い方だけで両チームの差を作るのも勝ち上がるにつれて困難になってくる。決勝戦、スペインはイニエスタの個人技で状況を打破したし、ウルグアイはフォルランというストライカーがいた。やはり膠着状態を打破するには個の力はチーム力と同様に重要な要素と言える。
日本はこれまで世界との差を埋める為に、「組織」を高みへ持っていこうとした。このことは間違いではないが、やはり「組織」は「個」の集合体である。同じような「組織」の試合はミラーゲームになり良さを消しあう。ディティールは異なるが日本とパラグアイはある種似たタイプの「組織」だった。きっと両国以外の人にとってはさほど面白い試合でなかっただろう。日本人にとっては手に汗握る試合だった。そして、第1戦で前回大会の清算が出来たことが、個人的には大きかったと思う。そして、その勢いのまま決勝トーナメントへ勝ち上がった。
優勝したスペインのようなスタイルを推奨する人もいたりするが、現状では不可能だろう。
デンマーク戦では日本らしい良い形が出来た。あの時のような形を基準にして日本化を推し進めて行ったら多少はこれまでよりは前進出来るような気がしている。
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P.S.
実は、何度も書き直したんですけど、全体的になかなか上手くまとまらないので、テーマごとに小分けにして記事をアップすることにしました。
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