◆ Football Kingdom ◆

日本代表、欧州リーグ、Jリーグを動画と図解にて分析。リバプールを追跡中。
そして、Leeds United を応援中!

日本vsメキシコ 【コンフェデレーションズカップ2013】

2013年06月23日 | コンフェデレーションズカップ2013
■ 日本vsメキシコ【コンフェデ2013】
   日本(1-2)メキシコ
       ・後半 9分 エルナンデス(メキシコ)
       ・後半21分 エルナンデス(メキシコ)
       ・後半41分 岡崎慎司(日本)


この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ コンフェデ、3戦全敗のザックJAPAN

【コンフェデレーションズカップ2013の成績】
 4得点(岡崎2点、香川1点、本田1点(PK))
 9失点(ブラジルに3失点、イタリアに4失点、メキシコに2失点)
 つまり、ザックJAPANは単純に1試合平均3失点するチームなのである。


イタリア戦で良い試合内容だった日本。その一方で多くの課題も出た。
グループリーグ突破はなくなった両チームによる消化試合だったものの、注目は勝利出来るか?
また、第1、2戦で出た課題をどれだけクリア出来るか?を注目して、朝4時から試合を観戦。

◆ 課題は解決されたと思いきや
日本は「4-2-3-1」のフォーメーション。
酒井宏樹、栗原、細貝をスタメン起用。(内田、吉田はコンディション問題)
メキシコは「4-4-2」のフォーメーション。

日本は、試合の立ち上がはイタリア戦で見せたような積極的な攻撃を仕掛けていて良さそうに見えた。しかし、両チーム共に言えることなのだが、中2日の試合ということでコンディションがきつそうに見えた。日本とすれば、早い時間に先制をして試合を優位に進めたかったであろう。

前半10分遠藤のミドルシュートを岡崎がヒールキックでコースを変えゴールネットを揺さぶった。
しかし、オフサイド。このシュートが決まっていれば、日本はもう少し余裕を持って試合を進めることが出来たかもしれない。両者共に攻守の切り替えが早い展開だったので、きっとどっかでガス欠するだろうと思っていた。やはり、試合の経過と共に徐々に攻守のテンポが遅くなり始める。

日本は立ち上がり高い位置でのプレスが効いていたが、日本のリズムに慣れてきたメキシコにいなされ始める。
そうなると必然的にラインが下がりメキシコに押し込まれる展開も目立った。
また、イタリア戦と比べると中盤の距離が間延びしていた。前田と本田が前からプレスいくものの後ろがそのプレッシングに連動してラインを上げることが出来ないのが気になった。※ザックJAPANの戦術の特徴

前半40分、メキシコの攻撃が日本にとって一番危なかった。
日本の右サイドから上げたクロスを、ゴール前どフリーのグアルダードがヘディングシュートするもののゴールポストに直撃。またしても、前半終わり間際の時間帯だった。完全にマークを外していたしこれくらいの時間帯から日本のプレスが効かなくなってきていた。そして、「追う足」も止まってきていた。

前半は0-0で終了し「前半始まり終わり間際の失点」という課題がクリアされかのように見えたが、
実は課題はクリアされていなかった。


◆ 同じ轍を何度も踏む、不甲斐ないザックJAPAN
後半9分、メキシコのグアルダードが上げたクロスにエルナンデスが飛び込んでヘディングシュートを決め先制。
またしても日本の右サイドからのクロスからだった。そして今度はゴールが決まってしまった。

この「後半開始序盤での失点」結局はブラジル戦、イタリア戦と同じような時間帯に失点してしまったザックJAPAN。
全く成長してない(苦笑)

後半13分に酒井宏樹→内田と交代。
さすがに、この試合の酒井宏樹は酷過ぎた。先発出場のチャンスだったのでアピールしようという気持ちが強かったのだろう。上がった裏のスペースをメキシコに晒していたし、球際でも十分な応対が出来ずにいた。事実、前半38分にイエローカードを貰ってしまった。(きっと戦術的な理由と共に2枚目のイエローカードを貰う可能性もザックが感じて交代したとも言える)

後半20分、前田→吉田を投入して「3-4-3」にシフトしたものの特に効果的なフォーメーション変更とはならず。むしろ中盤の厚みがなくなり難しくさせてしまった。吉田が投入された直後にメキシコのコーナーキック。ニアでフリックされたボールをファーサイドの選手に決められて2-0とメキシコに突き放される。後半32分、長友が怪我により中村憲剛と交代。そして、再び「4-2-3-1」へと戻る。

この辺がザッケローニ監督の采配(交代カードの切り方の下手さ、運のなさ)の悪い部分である。そもそも交代で入る選手によって攻撃の活性化も守備の安定化を図ることもが出来ないというのが、現状のザックJAPANの悪い部分である。(この点については後日)

後半41分、ペナルティエリア左付近から香川が逆サイドへ走りこんだ遠藤へパス。それをダイレクトでゴール前へ。
岡崎が2試合連続となるゴールを決め一矢報いる。しかし、もう1点奪うだけのガソリンが選手の中に残っていないように見えた。スタミナだけでなく、どちらかと言うとメンタルの部分で疲れ切っていたような気がした。

その後、アディショナルタイム5分あったものの同点にすることも出来ずに、勝ち点0のまま試合終了となった。

■ 浮き彫りになった課題

現在のザックJAPANと世界の距離が分かった3試合だった。個別具体的には、今後、分割して書いていこうと思うので、今日は気になった点を列挙していこうと思う。

・現在のザックJAPANの世界との距離
・コンディション問題
・セットプレーでの失点の多さ
・香川のポジショニング
・ダブルボランチの問題
・試合状況によってのプレーの判断
・ポゼッションサッカーとプレッシング
・ザックの采配、選手選考
・1年後に向けて

大体この辺のことが、3試合で明確になった。それぞれが個別具体的な問題という訳ではなく、連動している問題もある。これで日本代表のコンフェデレーションズカップは終わった。コンフェデで優勝して1つのタイトルを取るという意味もあるし、グループリーグを突破して1試合でも多く試合経験を積むというチャンスを逃してしまったのが残念である。しかし、本番は1年後である。そこで勝利する為の代償だったと思えばよい。

最後に、次のザックJAPANの試合は来月行われる東アジアカップである。
中国、韓国、オーストラリアと今回対戦した国よりは格下ばかりである。ここでザッケローニ監督は、新戦力の発掘に時間を使うと思う。(国際Aマッチデーじゃないので欧州組は呼べないし、遠藤、今野も招集しない模様)2013 日本代表日程・結果 ここで一度、控えのメンバーの何人かを入れ替えチーム内の競争力をアップさせるべきではないだろうか?

最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
是非クリックお願いします。



試合中は、ブログとは異なり緩く赤裸々なツイッターも行っております。



■ リンク - ブログ検索 
にほんブログ村 サッカーブログへブログランキング・ブログ検索ポータルサイトのにほんブログ村。
人気ブログランキング、ブログ検索、トラックバックセンター、アンケート掲示板などが大人気(無料)







最新の画像もっと見る

コメントを投稿