◆ Football Kingdom ◆

日本代表、欧州リーグ、Jリーグを動画と図解にて分析。リバプールを追跡中。
そして、Leeds United を応援中!

ニューカッスル vs リバプール 【プレミアリーグ 07/08】

2007年11月25日 | リバプール (07/08)
■ BARCLYS PREMIER LEAGUE 2007/2008
   ニューカッスル(0-3)リバプール
    ・前半28分 ジェラード (リバプール)
    ・後半 1分 カイト    (リバプール)
    ・後半21分 バベル  (リバプール)


その他、チャンピオンズリーグの結果は、ブログランキングにてご覧下さい。

■ 好きなチームを応援すると・・・

カイト、トーレスの2トップ◆ 内容より結果が大事な時期もある
試合の結果は、3-0で、アウェイで勝利したリバプール。今シーズンからリバプールを追っかけていますが、やっぱり好きなチームを応援するってのは、ニュートラルな意識でサッカーを見るのとは大きく違うと思うのです。

その最大の違いは、「内容より結果」を強く意識するってことです。本妻リーズがリーグ1で頑張っていますが、結局は、結果(勝利)を積み重ねていたら降格はしていなかっただろうし、チームの財政問題も究極的にはなんとかなっていたのです。

昨日、「浦和vs鹿島」を見ましたが、浦和のサポーターとしたら、内容はどうであれ結果を出す、つまり、勝利を積み重ねてリーグ連覇をしてくれた方が嬉しいと思はずです。鹿島のサポーターも同様で、もしかしたらリーグ開始当初は、このような順位を考えていなかったかもしれません。しかし、勝ちつづけた・・・
日本代表しかサッカーを観ないという人もいると思うのです。いわゆる「日本代表サポーター」。それとどっかのクラブを応援するってのと何も変わらないような感じはします。しかし、微妙に違うんだよな・・・というのをここ最近強く感じています。

リバプールという個人的には何の所縁もないチームを応援していますけど、やっぱり、シーズン通して応援していると愛着を抱くもので・・・どっかのクラブを応援するってのは、結果に一喜一憂することだと思うのです。先日ベナユンが怪我して、EURO予選でイスラエル代表としてロシアとの一戦に出れないって聞いた時は、「よし、その間に怪我治せ」と思ったものです。(ニューカッスル戦は、出ませんでしたけど)

つまり、イスラエル代表よりも今のリバプールにとって必要なベナユンという見かたをしていたわけです。だから、代表至上主義って極端な表現をしますけど、そういう代表のみのサポーターの方もどっかのクラブを応援してみたら、また、ちょっとサッカーへの思い入れが変わるんじゃないかな?って思った次第です。
つまり、この試合、「内容はどうでもいい、とにかく勝ってくれ!」とこれまで以上に思って応援していました。


■ ニューカッスルは、そうそうたるメンバー

アラダイス監督◆ リバプールの現状をおさらい
現在のリバプールの状況を説明しますと、最優先事項は、CLグループステージ突破。残り2試合必勝(後日、この内容についてはUPします。もう、書きあがっているんで)。
次に、プレミアリーグで、上位、優勝戦線から離されないように、マラソンで言うところの先頭集団に属していることです。

よって、リバプールとしては、12月16日のマンチェスターU戦までは、こそこそと勝ち、12月16日に勝ち一気に首位を狙う勢いをつけるというのが、私なりの勝手な想定なのです。もちろん、CLグループステージ突破は大前提。

◆ 元リーズなど
この日、ニューカッスル・ユナイテッドとのアウェイゲーム。先日のEURO予選にイングランド代表キャプテンとして出場したジェラードも出ていましたが、気持ちの切り替えできたのかな?と気になっていました。

ニューカッスルは、監督はアラダイス。以前は、中田英寿が所属していたボルトンの監督をしていた人です。結構いかつい顔をしたオッサンなんですけどね。
マイケル・オーエンが負傷?によりいませんでしたが、スタメンをずらっと見た感じでは、わりといいメンバーが揃っているんですよ。さらに、個人的には、この試合、元リーズの選手が結構いたんで、変な気分でしたね。
キューエル(リバプール)、以下ニューカッスル(スミス、ビドゥカ、ミルナー(交代出場))ここまでが元リーズ。
リーズに戻って来て、キューエル リーズに戻って来て、アラン・スミス リーズに戻って来て、ビドゥカ
ついでに元インテルの選手(マルティンス、エムレ)もいるしと・・・さらには、ニッキー・バット(元マンチェスターU)、ジェレミ(元チェルシー)、GKはギブンとDF陣はよく知りませんけど、すげぇな・・・と思っていました。
ちょっと太った?エムレ さらに頭が・・・ニッキー・バット この日、さんざんだったシェイ・ギブン
しかし、試合が終わってみれば、「やっぱりサッカーはネームバリューで戦うスポーツじゃない」ってことが証明されました。

◆ ニューカッスルは、[3-5-2]
もう一つ、ニューカッスルで驚いたのは、3バックを敷いているってことです。
プレミアリーグで3バック?!と思い、前半、ニューカッスルのDFラインを意識して見ていましたが、3バックでしょうね。(基本的に、放送前のフォーメーションは信用していないので、常に自分で判断)3バックについては、日本人にはわりと馴染みのあるフォーメーションなので、特に説明の必要もないと思うので細かい解説は割愛。

■ やっぱり凄い、スティービー・G!!

◆ ジェラードのFKは、弾丸
前半28分 アウェイながら試合の主導権を握っていたリバプールがついに先制しました。
壁に指示するギブン、この後、悪夢が 壁が近いと文句を言う、ルーカスとジェラード ジェラード自身、ルーカスのパスに一瞬驚きつつも、踏み込みシュートへ
ルーカスのドリブルをエムレがファウルで止め、ゴール正面やや左という絶好の位置からのフリーキックを得ました。ニューカッスルの壁に文句を言う、ルーカスとジェラード。
一瞬のスキをついてルーカスがボールをちょこんと出すと思いっきり踏み込んだジェラードの右足から弾丸が放たれました。GKギブンが確認して飛んだ瞬間には、壁を突き抜けていました。そして、ボールはゴール左隅に直撃。
キャノン砲!! 飛んでみるものの・・・無理 代表戦での無念を晴らすゴール
今回改めて思ったのですが、ジェラードのフリーキックは凄い。ジェラード本人も自分のFKに自信を持っていると思うのです。ディフェンダーが来ているにも関わらず、相手の足ごとぶち壊したろうか!?の勢いで踏み込んでシュートを打っています。

◆ “走れているか?”一つの目安
この試合、リバプールは久し振りにカイトがスタメンでした。個人的には、好きな選手で、FWのファーストチョイスは、「トーレス、カイト」にすべきだと思っているのですが、“ハゲたぬき”ベニテス監督は、頑なにローテーションを敷いている始末。あと、ルーカスがスタメンってのもちょっと驚きでしたね。

一時期の不調から復活しかけているリバプールですが、選手が動く(走る)ようになったのが、一つの理由としてあると思います。基本的に速攻志向のチームですが、例えば、前線でトーレスがタメを作って後ろからジェラードが追い越したり、誰かがキープした時へのフォローが早くなった。それに伴い、中盤でのディフェンスも良くなって来ました。
この試合も最終的なポゼッション率は「Newcastle:39% Liverpool:61% 」でした。

オシム監督が「走ることの大切さ」を改めて日本サッカー界へ提唱しましたが、これっていたって当たり前の事だけど、一番疎かになり兼ねない部分でもあると思うのです。コンディションが悪ければ疲労と共に運動量の低下になってしまいます。そんな時こそ頑張らなければならない。頭で考えることだけではなく、自然と身体が動く(走る)ってのが大事なんですよね。ここ1~2ヶ月のリバプールの好不調の一連を見ていると、動く(走る)事の大切さがよく分かります。元々、個々の選手の能力は低くないのでね。

◆ ハンド疑惑
リバプールは、前半終了間際にも、おしいゴールチャンスがありました。ニューカッスルのGKギブンのハンド疑惑です。最終的にトーレスが再びシュートを放つものの無常にもポスト直撃。なんでやねん・・・
この日、トーレスは、シュートチャンスが多かったもののゴールという結果が出ませんでした。ドインマイ!

■ ニューカッスルサポーターとリバプール3-0と快勝

◆ カイトひさびさのゴール
そんなことで前半を1-0と折り返すものの一抹の不安を感じていました。とにかく、追加点が欲しい。そして、後半1分にカイトが待望の追加点を決め試合を楽にしました。

ニアサイドに飛び込んだ、ルーカスかトーレスかな?がボールのコースを変え。
そのボールがゴール前にいた貝との膝かスネに当たり、ラッキーなゴール!!


◆ 帰るサポーター、諦めるサポーター、怒るサポーター
2-0となってもニューカッスルの選手は頑張っていましたが、それでも得点にならず、完全に試合はリバプールのものとなっていました。
この試合で、ニューカッスルのサポーターの行動からサポーターが取る3つの行動パターンに気づきました(笑) 

 帰るサポーター               諦めるサポーター             怒るサポーター
帰るサポーター 諦めるサポーター 怒るサポーター


その後、交代で入ったバベルが留めの3点目を決めゲームオーバー。その後、リバプールは、『 リーセ[IN]、カイト[OUT] クラウチ[IN]、ジェラード[OUT] 』とし選手交代を適当に済ませて勝利しました。

その他試合では、マンチェスターUがボルトン・ワンダラーズに1-0と敗れる波乱。これは嬉しい。アーセナルはウィガンにかなり苦戦したのか試合終了間際にかろうじて2-0と勝利。チェルシーは、リバプールが6-0と勝利したダービー・カウンティに2-0と勝利。


ついに、今週はCL第5戦ポルトがあります。CLの試合は残り2試合必勝ですので、頑張って欲しいものです。
最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
よかったらクリックお願いします。


■ リバプール 07/08シーズン
 01.アストン・ビラ戦
 02.チェルシー戦
 03.サンダーランド戦
 04.ダービー・カウンティ戦
 05.ポーツマス戦
 06.バーミンガム戦
 07.ウィガン戦
 08.トッテナム戦 (リバプール劇場 第1話)
 09.エバートン戦 (リバプール劇場 第2話)
 10.アーセナル戦 (リバプール劇場 第3話)
 11.ブラックバーン戦
 12.フルハム戦




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kidA)
2007-11-25 19:11:58
お久しぶりです。僕は古くからのリバポのファンをしておりますが、応援するには持ってこいのクラブだと思います。普段はローテーションに苦しみますし(笑)、いらいらすることもありますが、その分しっかりプレゼント(カップ・トレブル、CL)をしっかり貰えますのでね。

ニューキャッスル戦は3トップでしたが、こっちをベースにしても面白いのかなと感じました。
返信する
コメントのお返事 (コージ)
2007-11-25 21:23:26
KidAさん

こんばんは。3トップでしたか・・・^^;
どうも「シソコ、ルーカス、ジェラード」の配置及び関係性がおかしいなぁ~と思っていたのです。
キューエルは、対面がジェレミだったから?引き気味で[4-2-2]に見えました。

個人的にはですが、3トップをデフォルトにするのはちょっと怖いんですよね。条件として・・・
1.マスケラーノ、シャビアロンソ(シソコ)を起用して中央の守備を固くする。
2.両ウィングをキューエル、ベナユン(カイト)にする。

しかし、これは攻守において微妙で、両ウィングが押し込まれて1トップが孤立する怖さを抱えている。中盤の問題も出そうで・・・

ただ、キューエルはFW的に使うのが個人的には好きなんですよ。これはリーズ時代においしい思いをしたので(笑)

私がリバプールを選んだのは、やきもきした感じのチームってのも実は理由の一つだったりします。プロ野球で言えば、昔の巨人みたいな常勝軍団ではなく、「いいけど勝てない」チームが好きなんですよ。スペイン代表とかも・・・ちょっとM的?(爆)
返信する
Unknown (kidA)
2007-11-26 00:03:37
何度もすいません。
ハーフタイムの表示ではジェラードがトップ下、キューウェルが左のダイヤモンドの4-4-2でしたよね。確かにカイトの位置を考えると2トップでしたが、左肩あがりのダイヤモンド?よくわかりません・・・以前にもお話しした昨シーズンの3トップとも違いますしね。
1トップの孤立  まさしくアーセナル戦がそうでしたね。うーん、難しい。

コージさんのように分析のお得意な人にラファは打ってつけかもしれませんね!ちなみに僕はドMです(^_^;)
今シーズンだけとは言わず末永くお願いしますね!

返信する
コメントのお返事 (コージ)
2007-11-26 19:00:56
kidAさん

こんばんは、別に有意義なコメントであれば、一向に構いません。
これは私見ですが、ローテーションを使いつつもベストな組み合わせをベニテスが頭の中で考えているのか?
それとも(以前も書きましたが)システマティックにやっているだけなのか?
ここが一番気になるんですよね。多分、CLの5、6戦でこの辺が明らかになるんじゃないかと予想立ててます。
つまり、ローテーション云々言ってられない状況、負けられないのでね。現時点でのベスト布陣で来るんでは?と・・・それと12月のユナイテッド戦も。

多分、リバプールは(今のところ)来シーズンも追うつもりです。仮に、ベニーが監督を辞めたりしたとしても。
リーズは、早くて再来年にならないとプレミア上がってきませんし。
返信する

コメントを投稿