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人生の一本。映画「きっと、うまくいく」を観た感想

2014年03月09日 11時41分21秒 | 映画レビュー







・どんな映画?

私が今まで観た映画の中でトップレベルの面白さ。
その映画の名前は 「きっと、うまくいく」 。日本人には馴染みのない、
インド映画ですが、インドはアメリカ以上の映画大国だということは有名でしょう。

「きっと、うまくいく」 は2009年にインドで公開された映画で、
インドアカデミー賞を16部門も受賞し、世界からも評価された映画になります。
恥ずかしながら全く知らなかったんだけど、知人のTwitterで知り、さっそく見てみました。



・ストーリー

世界でも最難関のインド工科大学に入学した変わり者の三人組。
その中でも一番変わっていながら天才“ランチョー”が大学内で波乱を巻き起こす。
それに振り回されながらも、ランチョーの信念を受け変わっていく、“ファルファーン”と“ラージュー”
大学在籍中、それから10年後を舞台にランチョーを中心とした三人組の葛藤やその後を描く。



・感想

この映画には色々な要素が詰まっていますが、その中で最も良かったのは“感情の表現”でしょうか。
インド映画のことは詳しく知りませんでしたが、インド独自の“ラサ”と呼ばれるインド文化があり、
映画にも取り入れられていて、インド映画には9つの感情(愛情・気品・悲しみ・怒り・活力・恐怖・嫌悪・驚き・平安)が入っています。

よくインド映画ではミュージカルのように踊りながら話したり歌ったりするシーンがありますが、
それも“ラサ”文化から来てきて、この映画ではうまくラサ文化が活かされている場面が多く、
主人公達の感情が爆発する時などにダンスが入るため、気持ちがとても伝わってくるんです。
また、登場人物はよく笑い、よく泣きます。感情を全体で表現していて、力強い映画にもなっています。


また、主人公“ランチョー”が毎回とても正しいことを言います。
後悔したくないなら自分のしたいことをしろ、成功のためではなく、成長するために勉強しろ…
でも、それを言えるのはランチョーが天才で裕福な家庭出身だからであり、凡人の友人たちは悩み、葛藤していきます。

その辺の対比もうまいなぁって思いました。私が格言に対して思っていたのと似たような状況(笑)
正しいことを言われても、そんなに簡単じゃないんだよ!って友人たちも言うわけですが、それでも皆それぞれの答えを見つけていくのもいいですね。


他にも、過激すぎる競争社会への批判や、天才のランチョーが抱える弱点とか、
本当に色々な要素が詰まりに詰まっている映画なので、全部書ききれないので感想はこれぐらいにしておこうと思う(笑)



・この映画で学んだこと

色々な要素を詰め込んだ映画なので見る人によって違うと思いますが、
私がこの映画で伝わってきたのは、目標となるものを見つけて努力しろってことでしょうか。

映画内では気楽な感じで、きっとうまくいく~!(Aal Izz Well)って言ってる主人公たちですが、
凡人と書いたランチョーの友人だって、超難関校のインド工科大学に入れるくらいの人たち。
努力は勿論できる人達だろうし、だからこそ 「きっと、うまくいく」 って言うことが出来るんでしょう。

やはり根本的に自分が目標とするものを見つけなければならないだろうし、考えさせられた。
最近、将来のことに関して悩む時間が多くて、どうすればいいのかわからなくなっていたけど、
ちょうどこの映画と出会えてよかったと思います。それぐらいに素晴らしい映画でした。また落ち込んだ時に見たい。

 
 


深いことも言うけど、基本は楽しくて笑えてちょっと泣ける、全部入りの映画です。
上映時間は長いですが、見る価値はあると思う。気になった方は是非見てみてはいかがでしょうか?



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 インド映画ではありませんが、インドが舞台です。
 コチラもおすすめ。素晴らしい映画です。 機会があればレビューしたい。

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