Every.Log.

人生ぜ~んぶ!ネタ!! カメラ、旅行、ゲーム、毎日のボヤキ。

閉塞感を打ち破れ!映画『LIFE!』を観た感想!

2014年04月11日 04時37分54秒 | 映画レビュー







・どんな映画?

映画『LIFE!』を観てきました。
この映画は実際に存在するLIFEという雑誌社を舞台にした映画。
実はリメイク作品ということで、元の映画は『虹を掴む男』という映画らしいです。

私は元の映画を観たことがないので何とも言えませんが、
まあまあ話題になっていたのでホイホイ観てきました。
ちなみに予告も見ていなかったので、事前情報は無いに等しかった(笑)



・ストーリー

LIFE社に務める主人公。
気になる女性が居ても近づく勇気すら出ないし、仕事も地味。
出会い系サイトの人生の体験談にもコレといって書くこともない凡人だった。
そんな人生を送る彼には妄想癖があり、自分に出来ないことを妄想することで補っていた。

そんな彼だが、LIFE誌を代表するカメラマンからは仕事ぶりを買われて信頼されており、
雑誌の表紙になるネガも任されるほどだったが、表紙に使われる大事なネガがないことに気づく。
上司からネガを探しだしてはやく提出するように言われ、カメラマンから直接ネガを貰うことを思いつく。
カメラマンは世界を放浪し、電話も持っていないため、写真を手がかりにカメラマンを探すことになる。

そして、カメラマンはグリーンランドに居ることを突き止める。
彼の妄想はここでも発揮され、カメラマンが呼んでいると感じた彼は、
LIFE社のオフィスから飛び出し、グリーンランドへ向けて旅立つ。



・感想

まず、予告であるようなストーリーではないと思います。
予告ではツマラナイ生活から主人公が抜け出す…といった紹介になっていますが、
実際には少し違うようなストーリーになっているので、注意したほうがいいと思います。


この映画を見て感じたのは、実体験こそが大切であるということです。
テレビ、映画、小説、インターネット…。現代では様々なメディアがあるので、
旅行だって自分で行かなくても、旅日記や写真などは誰でも見ることが出来ます。

しかし、実際に行って、自分の目で見る。自分で空気を感じる。
その大切さがこの映画には詰まっていると思いました。やはり実際に行かないとわからない。
この情報で溢れかえった現代において、とても大切なことなのではないでしょうか。


また、妄想だって完全に悪いことではないということです。
主人公の場合、自分の世界から飛び出すキッカケを作ってくれました。
それは妄想をしていたおかげだし、妄想癖が無かったら主人公は変わってはいなかったでしょう。

でも、いくら妄想で自分がデカイことをしたって何も変わらない。
やりたいことがあったら、実際にやってみる。行きたいところがあったら実際に行く。
妄想よりも実体験をすることで成長できる。そんな風に感じました。


そして、もう一つは地味な仕事をしている人へのエールでしょうか。
主人公が務めている会社はLIFEという雑誌を作っている会社です。
ページをデザインするデザイナーも居るでしょう。カメラマンも居るはずです。
記事の内容を決める編集者も居ます。でも、主人公は写真のネガを管理する仕事。

どう考えても“花型”部署ではありません。とても地味。
周りの花型部署の社員からは馬鹿にされている主人公ですが、
そんな彼の仕事を評価してくれる人だっています。部下の信頼だって得ています。

そんな彼を馬鹿に出来るでしょうか。
そして、どう考えてもこの世の中にある仕事は地味な仕事ばかり。
地味な仕事だって、良い仕事をしていれば誰かが評価してくれている。
だから、頑張れ。そんな暖かいメッセージも伝わってくる映画です。



・総評

色々と細かいことを書きましたが、
音楽もとても良いし、なんたって映像が綺麗なんですよ。
アイスランドとグリーンランドの自然は最高に綺麗ですね。心が洗われる。

あと、妄想中に大抵は真面目に使われるCGとかVFX技術を、
完全に面白がって使っているので笑えました。遊びの演出なのにクオリティ高い!

まとめとしては、おそらく万人受けしない作品でしょう。
でも、毎日の閉塞感から脱出したい!と思っている人にはいいんじゃないかなぁ。
この映画を見て、何処かに行ったり、したいことをするキッカケになれば最高!ですよね。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿