

皆様、こんにちは。
ジメジメと暑い日が続きますね。
今回のラボ便りでは、
精子の構造についてお話します。
精子は、おたまじゃくしの様な形をしており、
頭部・中片部・尾部の3カ所に、大きく分けられます。
それぞれの機能は以下の通りです。
・頭部(頭の丸い部分)
…中には男性の遺伝情報が含まれています。
・尾部(しっぽの部分)
…尾部の動きによって、精子は泳いで前へ進み、卵子に向かう事が出来ます。
・中片部(頭部と尾部の間の部分)
…精子が動く為に必要なエネルギーを作る、ミトコンドリアが含まれています。
精子は、
初めからおたまじゃくしの様な形をしているわけではありません。
最初は、丸い細胞です。
精巣内で作られていく過程で、
頭部・中片部・尾部に分かれていきます。
また、細胞の形が変わっていくだけでなく、
卵子と受精する事が出来る様に、染色体の数を減らす変化をします。
何故、染色体を減らす必要があるのでしょうか。
それは、受精をし、新しい染色体の組み合わせを作る為です。
元々、人の体の細胞には、46本の染色体が入っています。
同じ長さ同士の2本の染色体が組み合わさった状態で、23組あります。
精子の元になる細胞も、元々は46本の染色体を持っています。
卵子と精子、
異なった染色体を持つもの同士が合わさる事で、
新しい組み合わせを持った細胞、新しい生命が誕生します。
しかし、ここで精子の染色体が46本ある状態のままだと、
新しい組み合わせを作る為には多いのです。
同じ長さ同士の染色体を半分に分け、
ひとつの細胞に23本ある状態にする必要があるのです。
精子が卵子と受精する為に染色体の数を減らすように、
卵子も染色体の数を減らし、受精が出来る状態に変化をします。


ーby事務長ー





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