兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

苦い思い出

2006年12月05日 16時03分03秒 | 猫たちの話
昨日、夕方の番組で「都会のコインロッカー事情」と云うのをやってたんですが、ご覧になられた方はいらっしゃいますか?
いろんな物が預けられていたんですが、驚いたのは子猫が入れられていた事です。泣き声がすると云う通報で、翌日には係の人が荷物の預かり所に連れて行って面倒を見てくれていたらしいですが、係のおじさんは「あの真っ暗な中で、1晩過ごしたんだよ。可哀想に」と話してました。
貼り紙をした日に引き取り人から電話が入り、現れたのは4日後だったそうです。この引き取り人、友人に「旅行に行くから荷物を預かって」とロッカーキーを渡されただけだったとか。「まさか子猫だとは思わなかった」とか「キーの入ったバッグを置き引きにあって、なかなか来られなかった」と話していましたが、何だか怪しいな、と。私が穿った見方をしているのかもしれませんが、本人だったんじゃないかと疑ってしまいました。
もし誰にも気付かれることなく、ロッカーの中で5日間も放置されていたら、体力のない子猫はどうなっていたのかと思うと悲しくなりました。
小学校に通っていた頃、友達数人と子猫を拾って、大人に内緒で飼おうとした事がありました。空き地に段ボールを置いて、逃げないように紐で縛り、こっそり餌を運んでいたんですが、雨が降った日の放課後、子猫は冷たくなっていました。子供の浅はかさで自由を奪ってしまった為に、冷たい雨から逃れる事も、温かな場所に身を潜める事も出来ずに、その子猫は短い生涯を終えました。あの時の光景は、今でも思い出すと胸が痛くなります。
幼い日の苦い思い出を振り返り、改めて「家の子達を大事にしなきゃ」と誓った出来事でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿