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六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2024年ルーキー回顧102 藤田 和樹(延岡学園)投手&左翼

2025-02-10 19:37:42 | 状況説明

藤田 和樹(ロッテ育成4位)投手(延岡学園出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

サイドから148キロの速球を投げる逸材ということでしたが、最後の夏は背番号1を付けていたものの、登板はリリーフで僅かなイニング。外野手として出場することが多かった記憶があります。守備・走力はあまり期待ができないものの、柔らかい打撃をする選手との記録が残っています。そんな藤田選手の一年目は、2軍で39試合(86打数)0本塁打、7得点、0盗塁(0盗塁失敗)、打率.209 という内容でした。

守備では31試合で失策2個、守備率は.960でした。外野手の場合、守備率は.990以上が望ましいところで、この点は気になるところです。元々走力は期待していなかったので、盗塁が0だったのも納得できます。打撃の方も、39試合で86打数は、野手としては少なすぎます。もちろん、プロ・アマ交流戦などではもっと出場していたのでしょうが、それでも経験という意味では物足りません。それだけ、基礎技術・基礎体力を重点的に鍛えていたのでしょう。ただし、サンプルは少ないものの、高卒ルーキーの目安である打率2割を超えたのは明るい材料です。

もう少し打撃成績を詳しく見てみると、86打数で三振は24個。三振率は27.9%と高めです。一軍での目安は20%以下であり、高卒ルーキーでも、飛ばし屋でない限りは、25%以内が望ましいところです。それだけ、打てると思ったバットが当たらなかった、ボールだと思って見逃した球がストライクとコールされることも多く、レベルの違いに戸惑ったことが伺えます。それでも四死球は10個であり、四死球率は11.6%と、基準である10%以上を満たしていました。この点では、ボールが見えていた、見極められていたことが伺えます。そのため、打率は.209でも、出塁率は.292と悪くありませんでした。

そう考えると、今後技術の向上や筋力が付くことで、まだまだ成績が向上する余地は残されていると思います。2年目の今季は、もっと多くの打席に立つことから始めたいところです。そうやって出ていることで、どの程度の成績が残るのか気になるところです。

蔵の印象:△(まずは試合に沢山出ること)

 


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