以前から行きたかった福島県にある一切経山に行ってきた。頂上から眺めた「魔女の瞳」は、とても魅惑的。万人を魅了してやまない。通常は浄土平からビストンなのだが、今回は高湯温泉まで縦走。登りは問題ないが、高湯温泉までの道はなかなかの悪路で長い。でも、途中で出会った愉快な若者から、「慶応大学の山小屋に寄っておいしいコーヒーを楽しんでって~」と声を掛けられチョット寄り道。素敵なカップでおいしいコーヒー。ベンチの傍には、清水が湧き出ていて冷たい。ここで昼食をとり、英気を養って下山を再開した。
一切経山を麓から眺めるとこんな山容。一切経(釈迦の教説とかかわる、経・律・論の三蔵その他注釈書を含む経典の総称で、大蔵経ともいう。)を山頂に埋めたという言い伝えから、この名前が付いた山だそうだ。
この吾妻小舎に宿泊。下界は36度と超暑いというのに、ここでは夜、布団をかけて寝た。朝、周りを散歩した時、鳥の声と緑の世界に歓迎されて、とても癒された気分。近くには手入れの行き届いたキャンプ場があり、こんな所なら一人キャンプもいいなと思う。
前日は吾妻小富士に登ったが、風が強すぎて御鉢巡りは断念した。
その代わり、鎌沼を一周し湿原の雰囲気を楽しんだ。
下山後は、高湯温泉で汗を流したが、これまた、素晴らしい温泉。乳白色でお肌に優しい。石鹸などはなかったが、入浴料が250円というのにも驚いた。また、来てみたいな一切経山。次は東吾妻山にも足を延ばしたい。