離したくないひとり(ぬくもり)、
我が家の冬の夜の暖房は古い一枚のカーペットに支配されている。
機種が古く、タイマーが長時間セット出来ず、夜明けと同時に一晩かけて暖めたぬくもりが冷めていく。
先週は寒気の居座りが長く続いて、人肌以上の暖かさが欲しくて堪らなかったのに、今日の日曜は意外と暖かく、風にはいつもの棘がなく、陽射しも冷えた身体全体を優しく包むように暖めてくれるから、薄く張り付いたぬくもりでも強引に剥がされることがない、
日曜の一日、冷めかけの珈琲が久しぶりに美味しいと感じる。
放したくないひとり
その人は
私のなかで48時間かけて作られる
自然素材100%のぬくもり
この人なくして
厳しい寂しい
冬の一日は過ごせない
いま
私の想い
情熱
求めが
薪となってくべられ
一昼夜かけて燃やされ作られる
暖かいぬくもり
私が離したくないひとり。
冬、
何もない冬、そういうと極端になってしまうが、この季節ほど暖かさ、色彩、心のふれあい、人肌のぬくもり、ホットドリンク、温泉などの暖かさが恋しくなるというか、求めてしまう人の性が出る季節はない。
いつでもそうだけれど、この冬に出会う人とのふれあい、愛情ほどうれしいものはないと思うひとりである。
私が一年前に書いた文を読みながら、人は年を重ねても前向きに生きるという情熱を失ってはならない、改めてそれを思い知るのである。
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