四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

寒椿

2008-01-28 | Weblog
寒椿 いま春を待つ椿に変わって寒椿が咲いている。 寒々とした灯りの消えそうな冬のなかで ひっそりと捨てられたように花をつける寒椿、 それは恋する女。 さくらのように、人を楽しませることもなく、紅い花を咲かせる寒椿 散らばる一片の花びら 哀しそう・・・ そう思いながら手にとってみつめる。 (寒椿) 蕾 固い蕾が膨らんで 恥じらい色に染まる 少女の唇 開花 唇に塗られた紅いrouge 喘ぐように咲 . . . 本文を読む
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冬空

2008-01-26 | Weblog
冬空 この街に住んでもう何年になるだろう 私は寒村に育ったせいか冬の空が大好きである。 青空の少ない寒村、来る日も来る日も見えない青空。 広がる鉛色の空、落ちてくるのは霙、それが雪になりモノトーンのせかいが広がる。 空は海、風は海流。 冬の空を見ているとそう思ってくるから不思議である。 そんな雪の少ない空に時々訪れる雪、 嬉しくなって、楽しくなって犬のようにはしゃぐ。 自然素直な空いいね、実にいい . . . 本文を読む
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2008-01-24 | Weblog
風 随分と暖かい日が続いて「ああ・・・温暖化のせいか暖かい冬」そう思っていたら 来ましたね、大寒とはよく言ったもの、連れてくるのですね寒さを。 空は冬空、風は冷たくいい感じで吹いているしね。 迷子の雪雲が時々飛んできて白い粉をパラパラ・・・ いい感じではありませんか。 (風) 寒い ・・・ 濁りの取れた 北風 私の温もりを奪って 吹け 吹きまくれ 暴れろ 北の空に係留された 盲目の船に乗り コバ . . . 本文を読む
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存在

2008-01-23 | Weblog
存在。 人にはいろんな存在の人がいる。 それぞれ独身、既婚、家族で違うものである。 それが恋して別れが訪れる時の心めいた気持ちは、当事者にしか分からない胸の内かも知れません。そんな心の想いを書いてみました。 (存在) 私たち 会話しなくなって 何日過ぎたのかな ・・・ 二人の間に 空白の時間が広がる 私の想いも あなたの存在も いまは灯 ゆれる想い ゆらぐ心に 二人の想いでが 時間の風のなかで消 . . . 本文を読む
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越前の水仙

2008-01-21 | Weblog
越前の水仙 私が生まれた越前、今頃は雪が舞い積もっているかも知れない。 海岸は雪も少なく舞うことがあっても余り積もることは少ない、 温暖化がこの田舎に住んでいても感じる。 冷たい潮風を受けながら、いま水仙が満開である。 温もりの失せた鉛空、セピアの断崖、コバルトブルーの海、寒々とした集落に建つ蟹御殿。 断崖を埋める水仙の群落、いまが一番いい。 白い花のなかを歩くと匂ってくる水仙の香り。 冬の旅に出 . . . 本文を読む
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