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7の段の壁 その2

2016-01-22 23:00:12 | つぶやき&ぼやき
そう、先生の言ったことは、子供にとっての”金科玉条”なのだ。
これは中学生、時には高校生になっても続く。
たとえば幾通りかの方法で解ける算数の問題があるとしても、先生がこう解きなさいといった方法以外は一切認めず、時には先生によって一つの道へと軌道修正をなされることも起こる。
算数の数学の、一つの応えにたどり着く道が一つではないというとてもわくわくする魅力を封印されてしまい、考える楽しさを発見する機会を奪う危険性がある。

ささやかな学習塾を通して見えてきたものは、とても憂える現実だった。
掛け算の7の段の壁は、そそり立つ第一の壁、あるいは篩なのかもしれない。
その壁を構成するのは、子供の能力だけではないのは、もう察しがつくだろう。
一つだけを変えればことは良くなるほど、簡単ではない。
親と子のかかわりあえる時間、子供の時間を容赦なく奪うツール、自由な時間を作らせまいとする習い事や学校の部活動、やたらと難しく量も多い学習要綱などだ。
子供が、人が、希望を持って学び生きていくには、多くの障害がある時代になっているのだろうか。



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