2020年8月1日 土曜日、長い梅雨にうんざりしていながらも、一週間天気予報とにらめっこし、やっとついた登山指数Aに期待をかけて日光白根山登山に繰り出した。
まだ暗い4時に自宅を出発して、朝日が空を明るくしだしたころだ、サーモンピンクに染められた空に浮かぶブルーグレーの雲に大きな弧を描いて虹がかかっている。
なんと幸先のよいサイン、この登山が、天候に恵まれ安全に行えるだろうと、心強くなった。
日光白根山へ向かう間の天気は、比較的良好、風もなく中禅寺湖は水鏡のように平らで周囲の山々を映し出す。
しかし、金精峠のトンネルを抜けたら、世界ががらりと変わった。
霧雨が降っていたのだ。
そのときの同行者から、嘆息が漏れた。
もちろん諦めず丸沼高原のロープウェイ乗り場を目指す。
7時前なのに山の朝は早い、登山の支度をした人たちが、7時半から運行するロープウェイを待っている。
順番が来て小ぶりなゴンドラに乗ると、ゆっくりともやの立ち込める中に進み、私たちを標高2000mほどの位置にある山頂駅まで運ぶ。
そして、霧雨か、はたまた雲の中なのか、山頂駅いったいはしっとりと濡れていた。
さて、まだ登山が始まってはいないけれど、それはまたあとで。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます