家人と健康と気分転換をかねて、霞ヶ浦湖畔近くを散歩した。
確かに、この20年でかなり道路が整備され、点在する家々の建て替えも進んで、秘境感は薄くなったけれど、所々にある照葉樹の大木は存在感が強い。
その一帯には、古刹の神社などにも通じる、とろりと濃い空気が溜まっている。
夕暮れが近づくにつれて、太古の精霊たちが木の陰に潜んでいても不思議ではない。
最近、体調の優れない夫婦は、カメラを携えて歩く時間を作ろうと前向きに甥を受け入れる準備を始めた。
もし、死してその後、精霊になれるのであれば、どこかの気に入った苗木に宿り、季節の移り変わり、人の世の移ろいを眺めていくのもいいのではないか。
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