Cassatt, Mary Stevenson | Young Mother Sewing
メアリー・カサットは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカ人の画家。
その画業は、主に母と子を題材になされる。
印象派のピサロやドガに学びつつも、しっかりとしたデッサンと構成力を駆使して印象派の枠に囚われることの無い世界を展開した。
カサットは、執拗とも言えるほど母と子、子供にこだわったのは、何か理由があるのだろうか。
いや、カサットが特別なのではない、概ね人は母と子の親密な関係に憧憬を持ち続けるのだ。
無条件に包まれ保護される安らぎと無辜の愛。
不運にしてそれに与れなかった子供でも、それを切望する本能は備わっている。
人のその悲しいまでの愛への渇望を、必要性を、彼女の冷静な絵筆は物語る。
人が、その困難に満ちた人生を歩んでいくためには、愛の備蓄が不可欠だ。
それは子供の時期に行うもの。
親は、母は、子供へ深い愛情を惜しみなく与えなくてはならない。
傍にいて子供を見守る、目を見て話を聞く、やさしく触れ合う。
彼女の絵を見て、優しい気持ちになって欲しい。
小さな子供の自分を思い出して、子供たちに愛を与えて欲しいと心から願っている。
Cassatt, Mary Stevenson | The Bath
確かに愛は誰にとっても必要不可欠だと思いますね。
All Need Is Loveですよね。
それは母子だけじゃなく父子にも言えると思います。
生意気言ってスミマセン。
では、またお邪魔します。
そうです、父子における愛もとても大切ですね。
もっと言えば、血のつながりがあるなしでなく、子供にとってその存在を全て掛け値なしに受け入れてくれることでしょうか。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。