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rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

トップ・オブ・ヨーロッパ、スイスのインターラーケン

2014-11-01 23:12:23 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」アイガー ユングフラウ メンヒ、トップ・オブ・ヨーロッパとたとえられる4000m級の山々が連なるアルプス山脈のお膝元、アルプス観光の拠点であるスイスのインターラーケン。
この大自然を満喫するためのさまざまなアクティビティーが盛ん。
切り立った断崖絶壁からパラシュートを使い滑空するベースジャンプは、かなりの勇気をいるものだ。
ヨーロッパ一番の高い駅ユングフラウヨッホの近くにはアレッチ氷河があり、そのあたりではタイヤのチューブで滑るスノーチュービングを楽しみ、250mのワイヤーを空中滑降するティロリエンヌも面白そうだ。
また、インストラクター付で初心者もできるパラグライダーは、30分間アルプスの山々や美しく整えられたインターラーケン近郊の景色を堪能できる。

スイスのグルメとスウィーツ。
山小屋風レストラン「ヒルシェン」では、蒸かしたジャガイモや焼いたベーコンに溶けたチーズをかけて食べる”ラクレット”をどうぞ召し上がれ。
「シャレー」は、スイスの人気料理フォンデュの各種を楽しめる。
伝統的チーズフォンデュは、一口大に切ったパンを数種類のチーズを白ワインなどを加えて溶かしたものに絡めて食べるが、他にやはり一口大の肉を熱した油で加熱するミートフォンデュなどアレンジしたものを提供する。
「シュー」は、1818年より手作りチョコレートの店として親しまれている。
150年前、店名にもなり店のシンボルる美しい女性に思いを伝えるべく、この店のチョコレート職人が靴の形のチョコレートを作り思いを成就させたことに由来する。

インターラーケンから西に向かうとブリエンツ湖があり、その西側のほとりに広がる街ブリエンツ。
湖のほとりという立地による気温が下がりにくく湿度も高いこの場所は、良質の木が育つ。
その天然の資源を使った木彫りがこの街の特産工芸品、木彫りの里といわれる所以だ。
あと、100年以上前から走っているロートホルン鉄道は、時速8キロメートルのゆっくりとした速度で景色を楽しみながら1時間上り続けると、2000mを越える山にある展望レストランに到着する。

観光立国のスイスであっても、このインターラーケンは実に美しい。
ここにも人の生活は普通に存在するのだろうけれど、隅々にまで細やかに気が配られている。
それは、非現実性を帯びるまでに。
観光立国の意地なのだろうか。
すべてそうする必要もないけれど、特に自然の美しさを売りにするところでは人工的な雑物は排除するのが理想だろう。
かといって野放図な自然をそのままにすることはいけない、人の手が行き届いた管理された自然の美しさであることは言うまでもない。
日本も、このようなところは積極的に見習ってもいいのではないだろうか。
インターラーケン、行って見たい街にランクインした。