2014年10月8日皆既月蝕

3年ぶりの皆既月蝕。
しかも天候に恵まれて、18時14分から20時34分の月蝕開始から終わりまでまったく雲がかからなく、最高の観察状況だった。
夕食の支度をしながら、時々月を眺め、夕食後小さい人とベランダからじっくりと観察できた。
中くらいの人は、学校からの帰り道、漆黒の空に怪しく浮かぶ赤銅色の月を眺めながら自転車のペダルを踏んだという。
SNSやテレビなどの前振りと時間帯が早かったことも幸いして、各地で夜空を仰ぎ見た人たちが大勢いたとニュースにあった。
このようなことならば、どんどん前振り大歓迎、お祭り気分を盛り上げ結構。
ただし、はしゃぎすぎて羽目を外し事故にあわないよう注意していただきたいが。
視野角が狭くなっている大人は夜空を眺める余裕と存在の神秘に思いを馳せ、長い未来を持つ子供たちには好奇心を刺激し開放してもらい、親子にはともに月を眺めて思い出を共有の機会とする、数年に一度の好機と勝手に決めるのもいいではないだろうか。
次回の皆既月蝕は、来年2015年の4月と間近だけれど、必ず晴天と限らないので一期一会の心持で臨もう。
今夜の十六夜の月も実に美しい、煌々と世界を照らしている。
是非とも来年も赤銅色の月と対面したいものだ。