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仕事や身の回りのできごとを綴ってみます。

<Case>教会のFinancial Reportについて

2006-08-08 06:07:46 | 日常について
月曜は朝からCase Study。
お題は「教会(カトリック教会)のFinancial Report」

教会は世界各国にあるわけですが、
組織としてはかなり地方分権体制にあります。
(地域によってだいぶ差もありますし)

教会のサービスというのは単純な布教活動に留まらず、
地域によっては学校教育や福利厚生に関わるサービスを提供しています。
と、なると必要になるのがお金。

基本的には信者からの寄付で成立っているわけですが、
そうすると、寄付されたお金がどのように使われたのか、
Finacial Reportの必要性が出てくるのです。
(ある学生は「信仰に基づいて寄付するのだから、使い道なんて聞きたいと思わないし、
 説明する必要も無い」と主張していましたが。。。)

特に近年様々な教会の腐敗が明るみに出てきた中では、
Financial Reportは信頼回復のための一つの手段と考えられるわけです。

さて、その場合、どのレベルまで透明性を保つ必要があるのでしょうか?
大きく分けると、バチカン・地域・地元といった3つのレイヤーのある教会組織で、
どの部分がどの程度開示する必要があるのか?

そんなことを議論しました。

テーマがテーマだけに、特にヨーロッパ系の学生間の議論が盛んでした。
僕は最初に発言したっきり、結局その後の発言のチャンスを掴むことができませんでした。

結論があるわけではないのですが、
・企業は何の為にFinancial Reportを作成するのか?この場合の利害関係者は誰か? 
・また、目的によってどのレベルまで開示するべきか、というのは異なってくるのでは?

というようなポイントを確認して終了しました。

次回がCaseの最終回。
5回だと物足りないと思いましたが、まあこれからミッチリやるから良いかな?