フィールド最前線! 農業がリードして利根沼田を元気に 山口浩輝のブログ

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先日の沼田市大学連携事業・「農業ボランティア」 その1

2012-01-25 19:22:32 | 地域を元気にしたい!
こんばんは、山口浩輝です

昨日、私が委員長を務める沼田市大学連携事業が行われました

テーマは「農業ボランティアと地域活性化」について

進行役は私

大学の先生2人(千葉大・東農大)と

実際に農業ボランティアに参加経験のある学生二人

さらに受け入れをしたことのある農家の方を招く予定ではあったが

都合により不参加だった

当初の予定としては

1、受け入れ農家 2、ボランティアに参加する学生 3、大学サイド

この三者の立場から、それぞれのニーズや見解を討論できればと思っていた


ただ、私の力量不足もあってか

結果から言うとちょっとヘンな方向の議論になってしまった(残念)


まずは、ボランティア活動を積極的に行っておられる

大学の先生から現状をお話いただいた


その後、実際の受け入れ農家の話を聞ければ良かったが

急遽来られなくなったので

代わりに私が「受け入れる農家サイドのメリット」を4点挙げてみた

内容は以下
1、コストのかからない労働力
2、若い学生が来ることによって活気が出る
3、違う感覚を持っている世代と交流することにより、
  新しい価値観に気付くのではないか
4、若い世代を使ってみることによって、自分自身も人を使うという
  「マネジメント能力」が身について、
  今後の経営スキルの向上に役立つのではないか

の計4点

さらに、誤解がないように以下も付け加えた

1、ボランティアは研修生とは違う、「経験をしてみたい」というニーズで来ている事は注意しなければいけないし、ボランティアに来る人間も十人十色、それに応じたフォローやケアをする覚悟は必要

2、自分自身も何かしらの発見やスキルアップにつながる
  WIN-WINの関係を見出す事が必要になるのではないか

3、あくまでも個人的な見解で、全ての農家を代表しているわけではない
  (後で言われたが6回も言っていたらしい(笑))

都合により進行役の私が農家サイドの見解を述べてしまったのは

事情がどうであれ反省すべき点ではあるが・・・


そして学生の話を聞いた後

ディスカッションに入ったが

私も予想だにしていない展開に・・・


まずは、私がボランティアを「コストのかからない労働力」と表現した事を
けしからんというような意見が出てきた

どうも気に障ったらしい

ある兼業農家らしき一般市民から

「委員長は勉強が足りない」とも言われた(苦笑)

私はディスカッションにさほど事前の勉強が必要なの? と思う

自分の立場の意見を率直に発言し、双方の話を聞く機会で充分だと思うが・・・


どうも話をまとめると

「農業ボランティアは学習の一環で来ているので、受け入れ農家も労働力とは考えず
これからの農業文化の継承を体験させるという姿勢ではなければいけない」

とのこと

私の農業者としての意見は「えぇ・・マジで?」と思った

確かに、ホンネを隠して建て前だけで話せば

この表現は使わなかったかもしれない

「日頃なかなか手の付けられない仕事にも手が回るようになる」

などと表現すればよかったのかもしれない


だが、私は一応プロの農業者なので

素人をそう簡単に畑には入れたくないし

実際、農繁期などはそれどころではない


ただ、農業に興味のある人間がいて

自分が出来る仕事を一生懸命やるのであれば

その労働の見返りとして

忙しい時期でも、ちゃんと時間を割いて説明・指導して

フォローしながら面倒を見る事が

WIN-WINの関係だと認識していたが

どうやら、それを”卑しい”考えと捉えられてしまったようだ


やばい、

この話は長くなるから2回に分けます

ただ、仕切り役としての

自分の力量の無さは反省してます


農業にはとても難しい側面が1つあって

「文化の継承」と「生業としての農業」

ようは、伝統的な事を守る事と

ビジネスライクで経済活動していく事

多くの人はそのバランスを保って

大事な事は残して、改善すべき事は新しくしていくのだが


今回は私のような経済活動重視の考えが

「文化の継承」がメインの考えの人と相反してしまったのかな?

私は別に他者を否定するつもりもないのですがね・・・


続きます






















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