黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

登山学校 自分の身は自分で守る

2016年08月08日 | 登山学校
8月6日(土)
登山学校 第3回机上講座「山での救助法」

山という特殊な環境で、ケガや病気になって119番に電話をしても、平地のようにすぐ救急車が来てくれるわけではないしAEDもない。
その中で、傷病者のすぐ側にいる人が、限られた人と道具で最大限の救命と救助に努力しなくてはならないそうだ。

①心肺蘇生術
胸部圧迫法:人形を使っての練習
1分間で100回が目安だが、一人で行うのは大変なので、周囲の人たちに「手伝ってください」と声をかけて、続ける体制を作る


手を止めるわけにはいかない。(講義では)30回やって次の人に交代する。
施行者も真剣だが、周りで見ている人たちもじ~っと順番を待つ。
「30回圧迫するのでも大変だね」と声があがる

ちなみに2分間以内に胸部圧迫法を開始すると、助かる確率は90%くらいあると。
5分を過ぎてしまうと、確率は格段に下がるらしい。
山で倒れる現場を見つけたら、2分以内の開始になるだろうけど、すでに倒れている人はいつ倒れたのかは不明なのでその辺を見極めて対応する必要があると。


②三角巾での手当
使った事がある人は少ない
扱い方にも戸惑ってしまう・・



頭の傷の手当

包帯代わりに、額の傷や頭部にも使える


腕を吊って、固定する方法
三角巾を2枚使う

腕を吊るして、首の後ろで結ぶ。
動いた時に腕も動くと痛いので、もう1枚の三角巾で腕の上あたりを身体に固定する。


三角巾は、広範囲の傷や関節の固定に包帯使ったり、手や腕を吊る、ふろしき、スカーフ、シーツなどに応用できる優れものなんです。


③足首の捻挫のテーピング法
捻挫は後で腫れてくるので、きつくは巻かないこと


  




④膝のテーピング法
キネシオテープ(肌色):伸びるタイプ 筋肉を伸ばして貼る


  

ホワイトテープ:伸びないタイプで外側を貼る




8月7日(日)
日和田山の麓で実技授業

班に分かれて、負傷者になったり、救助者になったりする。

ポール1本を4人で持ち、負傷者を運ぶ

かなり体重が重い人でも運べた

  

使える物と、救助できる人数で考えるのが基本



二人いればこんなことも可能


二人で向き合って腕車を作って、上に乗ってもらい運ぶこともできる
(画像ない!!)


足が痛くなっても一人で歩かなくてはいけない事もある
そんな時は、  

先人の知恵には脱帽! 頭の片隅に入れておこう


リュックと、ポール4本を使って運ぶ
6人の人出が必要だった

運ばれ心地はよかった 


午後は傾斜地でロープワーク

スリング・カラビナ・ロープを初めて身体に装着した(画像がないのが残念!)

高所の片側が切り立った崖を想定して、スリングとカラビナに命を預けながらトラバースする練習もあった。
スリングやロープの結び方も教わったが、今日はもう思い出せない 
こんな立派なアイテムを使いこなせる日は来るのだろうか???


でも山でケガをした人や、困っている人に出会ったら私の覚えたことも少しは役に立つかもしれない。

それにしても、受講したら(受講のせいではない、自分があまりにも何も用意していなかったから)装備品がだんだん多くなってくる。
テーピングテープやスリング、三角巾なんて私の山行きの携帯品にはなかった!

自分の身は自分で守るために、必需品だったんだ~ 
だね・・・





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