29日、いよいよ北穂高岳に向かいます。
登ったら北穂高小屋には泊まらず、また下りてくる予定。
休憩も入れて7時間くらいかな。
早朝、テラスでは身支度する人たちで賑わっています。
6:00 私たちもヘルメットを被ってしゅっぱーつ~ドキドキです。
北穂高岳じゃないの?
省略した「北穂」の道標(笑)
しばらくは穏やかな整備された道。
お花とか
お花畑も。
眼下に出発した涸沢が小さく見えて、「登ってきたね」と話していたら
やはり北穂、いきなり斜めの岩場。
デッカイ岩が積み重なった岩場も出てきた。
可憐な花たちが応援してくれる。
アメ(お花)と鞭(岩場)が交互に出てくるって感じもするけどな。
アメちゃんのお花畑。
の後は、
南稜登り口直下にある最大難所の長いクサリの岩場。
思わず立ち止まり、登るルートを確認。
小雨がぱらつき出して、カッパとザックのレインカバーを付ける。
晴れの予報だったのに。
垂直に近い鉄ハシゴを登る。
頑丈に出来ているハシゴは怖くないと思う私。
またお花畑
岩を超えて
登って
片側が切れ落ちているところは慎重にトラバース。
ガスっている時に他に登山者がいるととても安心。
小さくて可憐なお花にも励まされた。
北穂分岐、もう200mで頂上だよ。
かなりガスっている。
先に行った人たちはもう見えない。
道はこっちでいいの?って感じの下り道になるが不安がっているのは私だけのようだ。
最後の急登を上がったら
9:45 やっと頂上に着いたーー。
何も見えないけどとにかく着いたよ。
山小屋はどちら??と探しても見当たらない。
頂上の端っこにある階段を見つけて下ると
崖っぷちにへばりつくように立派な小屋があった!
天気がいいと北穂テラスと呼ばれているここは絶景が楽しめるはずなんだけどなぁ~。
小屋のコーヒーをいただき、
ガスが取れるのを待ったが
う~ん、残念ながら槍ヶ岳方向に眺望はなし。
崖っぷちから下を覗くようにみたら、なんと涸沢ヒュッテが見えて「わー小さい、でもちゃんと見える」とビックリ。
頑張って登ってくると、小さな驚きでも感激しちゃうよ。
1時間ほど小屋にいたけど待ってもガスが取れそうにないので、下りましょう。
私たちが頂上を離れて少ししたらガスがなくなってきたよ。
「悔しいね!!」なんて言いながら、下りは慎重に。
子はテクテクと早いけど、下りは増々苦手になってきたワタシ・・。
予定していた時間より(私のせいで)大幅に遅れてやっと涸沢小屋に下山できた。
やれやれ(大汗)・・。
無事登れ帰って来れたので、生ビールと涸沢小屋の裏メニューのパフェで乾杯・・・。
生ビールの写真は撮り忘れちゃった。
昨日も無事登ってきたと乾杯し、今日は無事下りてきたねと祝杯を挙げた。
普段の生活では出来ない昼間っから飲むビールは格段に美味しい。
山では飲む口実はいくらでも転がっている(笑)
もちろん夕飯の時もしっかり乾杯しました。
花あり岩あり生ビールありの北穂高岳は最高でした。
ゆっくりとまた一泊し、帰途につきました。