黒猫Mayの山登り日記

人生、山あり岩あり猫もあり
山登りに挑戦中 
槍ヶ岳の次は剱岳だ ♪  

スリル満点な岩櫃山(いわびつやま)へ

2018年10月31日 | 上信越・尾瀬
10月17日(水)
職場の同僚OJさんと二人で前から行ってみたいねと話していた群馬県の岩櫃山へ行ってきた。

天狗の懸け橋と呼ばれる狭い岩稜や鎖場がたくさん出てくるのでスリルを味わえるらしい。

私は怖いもの見たさでドキドキだが、OJさんは剱岳を登っている超健脚なのでたぶん朝飯前の山だろう。

ちなみに、OJさんのお母さんは私と同じ年齢だって。
親子de登山へいざー出発。


朝6時に自宅を出発。


9:20 登山口のある古屋駐車場に到着。
平日のためか誰も停めていない。



目の前に岩櫃山の全容がドーンと見えて、二人のテンションが上がり始める。
私「あのてっぺんのギザギザを登るのかしら?」
OJ「違うでしょ、下を行くのよ」

果たして、どんなルートが待っているのか?



T字路から岩蜜登山道へ曲がる。



登山道入り口だけど、「三合目」でもある。



100mくらいで「四合目」の看板。
二人で笑ってしまう。



すぐ「五合目」



ザレザレした荒れた坂を



軽い足取りで登り



余裕のポーズのOJさん。



ハシゴを登り



10:17 いよいよ天狗の懸け橋です。
もちろん右方向の迂回路ではなく、左にいくルートを選択。



幅50㎝、長さは2~3mくらい、両側は切り落ちている。
欄干のない橋だよ~。



私から先に渡ります。



立って渡ろうと思っても怖くて、四つん這いになっちゃった。
だって靴の幅さえない、トンガリ岩なんですから。



次はOJさん。



普通に歩き、笑顔で止まって決めポーズ。



この後もアップダウンが次々に出てくる。
麓で全容を見たギザギザの岩峰通りに、登山道があるようだ。


ここの岩場の鎖はとても細くて心もとない。
もっとしっかりした太いクサリが欲しいと思った。



穴の開いた岩を抜けたら



眼下に集落が見える。



小さな山のはずなのに、登りがいや見どころ満載。


崖上のトラバース風の切り立った道。
しかも壁がせり出しているので、私は通るのに怖い思いをしたけど
OJさんはニッコニコ。



急な岩場を登りきると



10:53 山頂に到着。



眺めを堪能したら



登ってきた垂直に近い下りを降りよう。
頂上にいても、この岩を下るかと思うとドキドキで本当は眺めなんか楽しめなかった。


いつもはクサリをつかまないOJさんもクサリに手をやり万が一の滑りに備えている。

私はクサリに体重をかけちゃいけないと思いながらも、ぶら下がるように降りてきた。
それにしても、この岩場のクサリは細すぎる!!


沢通りルートを平沢登山口まで一旦降り、また尾根通りルートで駐車場に帰る。
何だかんだで二往復歩くことになる。
OJさんこのくらい歩かないと、歩いた気がしないらしい。
私は一往復で充分ですが。


下りだって「えっ!」と足が止まっちゃうハシゴもあった。



私の後ろにいるのは、頂上で出会ったオジサン。
登山経験がないので一緒に降りてくださいとお願いされた。

岩手から来て福島・群馬・長野などの観光地を巡っているそうです。


なかなか話の面白いオジサンであっという間に平沢登山口まで降りてしまった。

「ブログを書いていますので、(私たちの)写真載せていいですか?」と。
「どうぞ」と二人でカメラに収まり、ここでお別れした。

お昼をゆっくり食べ



無事に赤岩通り登山口に着きました。





































ファーストシューズを買いに

2018年10月29日 | 孫にマゴマゴ
孫Cくん1才5ヶ月。

だいぶ前から歩いてはいたが、外を歩いてはいなかった。
Cくんの親たち(私の息子たちだが)はノンビリで、さっさと靴を買いに行こうなんて思わないタイプ。
ツレはずっと「最初の靴は自分で買ってあげたい」と念仏のように言っていた。
それを息子たちに伝えてはいた。

「保育園から靴を持ってきてと言われて買ったから、家で履く靴を買って」と息子から連絡があった。

やれやれ、やっとだ。


Cくん、息子、私たち4人で買いに行く。
嫁のYちゃんは仕事で行けなかった。
色とか形とかどんなのがいいか聞くと「いいですよ、どんなのでも」と頓着ない。

靴屋であれこれと口出しするのは私。
お金を払うのはツレ(笑)


ファーストシューズは白い革靴がいいと思って選んだ靴は、「柔らかい」と息子に却下された。
だったら、男の子でも赤が可愛いニューバランスを選んだ。



翌日、公園にピクニックに行きさっそく靴の出番。

良く歩いていた。



登山靴は私が買ってあげるから、一緒に山にいこうね。

いざー(槍ヶ岳)穂先へ!

2018年10月01日 | 南・北・中央アルプス
9月18日~20日で北アルプス・槍ヶ岳へ登った。

去年槍ヶ岳山荘まで登ったのに、無念の雨で帰ってきたくやしさから一年。


今年の(も)懸念は天気だが、予報では雨マークは出ていないので急変がなければカッパの出番はないかも。


後は私の歩行速度。
ツレと子と3人で行くけど足の遅い私に合わせるしかないので、いつもコースタイム+2時間くらいかかってしまう。
今回、子は3日間しか休みがないので、這ってでも三日目の午後には上高地のバスターミナルに着きたい。

さて今年はどうなる?


17日の夜は沢渡(さわんど)の格安の宿「ともしび」に泊まった。



9月18日 早朝に宿を出て



6:40 沢渡バスターミナルから上高地へ向かった。




7:05 着いた上高地は寒くって、3人で震え上がった。
簡単に朝食を食べる。



明神に着くころには身体が温まり、お日さまが出て暖かくなってきて一安心。


去年はこの辺りでもうカッパを着たな~と思い出した。


沢の護岸工事をしていたところが一部あり迂回道が出来ていた。



どこを見ても雲なーし、いい天気。




12:45 槍沢ロッジ到着
予定より15分くらい早く着いた。


幸先いい感じだ。


夕食のテーブルで顔を合わせた家族がいた。
後で聞くと、我が家と同じく夫婦と娘さんの三人組だった。
夫婦は70才前後かなぁ?
私たちが食堂の椅子に座り、買った缶ビールのプルトップを開けた瞬間
向かいの旦那さんが自分の日本酒のワンカップを私たちの方に持ち上げ
「カンパーーイーー!!」と。
(え~~?だれですかぁ?)
とても人懐こい笑顔に警戒心が低くなる(笑)

それを皮切りに」「どちらからですか?」「明日は槍(槍ヶ岳)ですか?」などと山小屋でのいつもの会話に入って行った。
会話というよりも、話好きの旦那さんの一方的な流れだったような感じもしたが。

長野県=地元だから朝5時半に自宅を出てきた。とか、天気予報を見てて明日行くかって感じなんですよって羨ましい!

その中で
旦那さん「これは(隣に座っていた奥様)穂先に登るために、火の見櫓(やぐら)のハシゴを上ったり下りたりして練習していたんですよ。
あそこ(穂先)は垂直の長いハシゴが最後にありますからね。」
(あっけにとられて私たちは大笑い)
奥様「私が上っていたら、近所の奥さんが出てきてビックリしていましたよ。
(そりゃそうでしょう!)でも何回もやっていたらその内出てこなくなって(笑)」

話が弾み、気づいたら食堂は私たち6人だけになっていた。


9月19日 二日目
6:10 槍沢ロッジ出発

変な姿勢の子はストレッチ中。

(途中省略)

今日も雨予報は出ていません。



大分登ってきた。



ゴツゴツした大小の岩だらけの道を行く。



穂先が見えてきた!!

去年は影も見えなかった穂先がそこにあった。


振り返るとこんなに登って来たよ。



九十九折のジグザク急坂をあえぎながら休み休み歩く。




11:35  槍ヶ岳山荘にとうちゃくー。

山荘直下の急こう配にヘトヘトのワタシ。


今日中に頂上に登りたい!
ザックを降ろし、腹ごしらえする。


空いている、今だったら登れる!



あこがれていた穂先はもうすぐだ。
空身で出発。




下から見ていると腰が引けるけど、登っている時は意外と怖くないから不思議。



子と離れないように付いていく。



意外と足場や手掛かりがしっかりしている。
クサリもあるし、ペンキマークもきちんとあるから迷わない。



名物の最後の垂直ハシゴを味わって・・



憧れの槍ヶ岳頂上に着いたよ。

頂上は思っていたより広かったけど、不安定な岩だらけで怖かった。


ホラホラ平なようで、平じゃない。



周りの山々を



一望する。



でも、やっぱりこんな高いところは落ち着かない。
とっと降りてきましたよ。


私たちが下りたころ、頂上は賑わっているようだった。




9月20日 三日目
上高地まで降りると決めて4時起床。
4:45 小屋を出発。

真っ暗の道をヘッドランプを点けて三人で下り始める。

5:28 朝日が昇り始めた。


去年の槍ヶ岳と今年8月の奥穂高へ行った三日目は上高地までたどり着けず横尾山荘に泊まってしまった。
三度目の今日こそ泊まることなく目的地までいけるか?

一昨日、昨日とコースタイムより早く到着で着ている。
ジムに地道に通った結果が疲れない身体にしてくれたようだ。
でも、安心はまだまだ先だ。


(途中省略)

水俣乗越分岐や途中でタイムを見ると、コースタイムより30分以上早い。
今までになく疲れずに歩ける自分に驚いている。

そして横尾山荘を無事に通過し、徳沢で小休止。
ソフトクリームを食べて、徳沢園の可愛い売店を覗いていると「雨が降ってきた」と聞こえてくる。
休憩を切り上げて、先へと急ぐことにした。

上高地バスターミナルがもうすぐという河童橋の手前で雨は本降りになりカッパを着た。

13:30 バスターミナルに到着し、沢渡行きのバスの車中の人となる事ができた。