死ぬ間際にタイトル決まるかも

ちと書いてみたかっただけ

築地松(ついじまつ)

2008年03月14日 | 生活

今週の出張先は島根県斐川町。

出雲空港というけれど、空港があるのは斐川町。
県庁所在地の松江には空港がないため、山陰地方の空の玄関口となっている。
特徴的なのが散居集落。
北陸では富山県砺波市の農村に見られるように、それぞれの家が広大な田んぼの中に点在している。

この築地松は家の北側もしくは西側に植えられ「防風林」の役目を果たしている。
夏は直射日光を和らげる効果もある。

その歴史は300年・・・それ以上とも言われる。
近くを流れる斐伊川の洪水から住居を守るため、家屋を数メートル高くし、敷地の周囲は築地(盛り土)で固めていた。
その築地に竹や照葉樹を植えて強固にしたことが、築地松の始まり。

樹種がクロマツになったのは、根張りがよく潮風にも強いことからで、明治の終わりごろには、今のような垣根状になった。

                   

いつもお世話になっている出雲営業所のTさんも斐川町出身。
やはり自宅には築地松が植えられているそうだが、結構世話が大変らしい。
ただ、気楽な立場から言わせてもらえば、出雲平野に広がる雄大な景観・・・その中で、シカッ!と植えられてる築地松は大変お見事。
手入れを怠らず、我々に見続けさせて頂きたい。
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