死ぬ間際にタイトル決まるかも

ちと書いてみたかっただけ

土鍋

2008年03月13日 | 生活

NHK-BSでやってた番組。
三重県伊賀市の陶芸作家 稲葉直人さんの土鍋が紹介されてた。

伊賀の土は熱に強く土鍋に適しているらしい。

土鍋の厚さは側面から底面にかけて徐々に厚くなっていく。
稲葉さんの経験から、計算された厚さ。
薄すぎれば割れやすく、厚すぎれば熱が伝わらない。
九谷焼のように見事に映える色彩が見事だ。
しかし何より、実用的に作られているのがいいなぁと思う。

蓋の取っ手に鯰(なまず)がデザインされてるものがあった。
鯰のそばには湯気の噴出し口。
土鍋を加熱すれば、その模様と重なって、水面から顔を出した鯰の口から煙があがっている様に見える。

稲葉さんは
「土鍋が火にかけられている。食卓に運ばれてくる。蓋を開くまで・・・『どんな料理なんだろう?』土鍋を見つめながら、いろいろな思いを浮かべるまでの時間・・・土鍋が主役であって欲しい。」
と言う。

普段は料理を引き立たせるための脇役。
その控え目なスタイルにも心が動かされた。
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