兄弟喧嘩

長男が三男と将棋。

「俺は久しぶりなんだからな。」って
長男は、三男に言ってから始めたらしい。

長男は間違えて、駒を置いて、三男が勝ち逃げするみたいな事になって…。

「俺は久しぶりって言ったのに、待ったをさせないなんて。」と怒る長男

三男「負けは、負けなんだから。」
と譲らず、

長男の怒りは、おさまらなくなって、
「お前は、融通が効かない。都合が悪くなったら、そうやって逃げるのか。
これからも、逃げ続けるのかぁ～！
いいよいいよ！お前は逃げ続けるんだなぁ！」

三男「負けを認めろ。」

長男「わかったよ～。俺は、引きこもりに負けたって事にするよ。」

三男「誰が、引きこもりなん。」

長男「お前だよ！」
「引きこもりのは…………………。」
と意味を喋り出す。彼は理屈を言うのが得意だ。

三男はと言うと、国語辞典を開き、 引きこもりの意味を調べ、長男の言うこととの違いを指摘する。

もう、何が何だかわからないって
思っていたら、長男が退散。

三男は、パソコンに向かい、気分転換。こんな状況になると、それこそ、自分の部屋に籠ってたのに、リビングに居続けるのだから、成長してるよ。

しばらくして、
長男「ごめんごめん。もう1回するか。お前に勝ち続けさせれば、お前の気持ちも上がっていったのにね～。ごめんごめん。」

三男「せん。」

何だか不器用さが出てしまっている長男だ。長男の言うことには、一理ある。ただ、６才下の弟に、何とも、おとなげない。