Kranz（クランツ）は、環の形の壁飾りのこと。一般的に、リースと呼んでいるものと同じです。
壁面を飾る以外にも、テーブルに置いたり、長いリボン等で、空間に吊るして飾ることもできます。
永遠の恵みをイメージさせる環の形は、家を平和に守ってくれるシンボルとして飾られているようです。
今回のトロッケンゲビンデ作品展でも、たくさんのクランツを見て頂くことができますが、その中から三つだけご紹介します♪
ラグラスというフワフワの綿毛のような草穂に、ケシと小花をあしらった素朴でやさしいげなクランツです。
落ち葉と木の実を合わせた、秋を感じるすっきりと軽めのクランツ。
ナンキンハゼ、シャリンバイ、ボダイジュの実をアクセントに。
こちらは、森本禮子先生の作品。
布花やビーズ、金銀染め、香辛料などをあしらった手の込んだクランツです。
ここまで落ち着いたエレガントさに仕上がるのは、木の実と副素材の絶妙なバランスということでしょうか？
クランツひとつを取っても、作品の印象は様々ですね。飾る場所に合わせてイメージしてみては？
木の実と乾燥草花をつかった民芸クラフト、「トロッケンゲビンデ」の作品展が始まりました。
自然の色、形を生かした素朴な作品も素敵ですが、リボンや、布花、、ビーズ、装飾ワイヤーなどの副素材を加えることで、
“可愛い”、“おしゃれな”、“重厚な”、“エレガントな”・・・・多彩なイメージの作品に仕上がるところも魅力のひとつです。
ぽかぽかと小春日和に恵まれた週末、紅葉も見ごろです。
ぜひ、お立ち寄り下さい♪
展示は１２月２２日（日）まで。
木の実や乾燥草花、香辛料をつかって、様々なインテリア作品をつくるクラフト、「トロッケンゲビンデ」。
元々は、森の国、南ドイツやオーストリアで親しまれていた民芸クラフトですが、私たちの周りのにも、その素材となる自然からの贈り物がたくさんあることに気付きます。
身近に楽しめるクラフトとしての「トロッケンゲビンデ」を知っていただく機会になればと、一か月間の作品の展示を行います。
森本禮子先生主宰のドイチェフォルクスクンストの仲間たちの心を込めた作品がたくさん並びます。
里山の美しい風景が残る明日香の地で、自然の恵みを感じて頂ければ幸いです。
